NTT東日本・NTT-AT・AOSデータがセキュリティインシデントへの共同対応を開始
2024年12月2日、NTT東日本、NTTアドバンステクノロジ株式会社(NTT-AT)、AOSデータ株式会社の三社は、サイバー攻撃や内部不正などのセキュリティインシデントに対する一元的な対応を実現するための連携協定を締結しました。この取り組みは、地域のお客様がどのようなインシデントでも安心して相談できる環境を提供し、地域社会の被害拡大を防ぐことを目的としています。
1. 取り組みの背景と目的
近年、テレワークの普及や働き方改革の進展により、企業が業務システムやクラウドサービスを活用する機会が増えています。しかし、その一方で、情報漏えいやランサムウェア、標的型攻撃による機密情報の盗難など、サイバーセキュリティ上の脅威も高まっています。独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の「情報セキュリティ10大脅威」にも、これらの脅威は9年連続でランクインしています。
多くの地域企業では、セキュリティ対策や体制が十分ではなく、インシデントの発生リスクが高まっています。この危機的な状況に対抗するため、三社は協力して「おまかせセキュリティ事故駆け込み窓口」を設置し、地域企業が安全に業務を行える環境を整えるための施策を推進します。
2. 各社の役割
この連携において、NTT東日本は地域のお客様との窓口として機能し、NTT-ATはインシデント対応支援サービスを提供します。AOSデータはデジタルフォレンジックサービスを通じて、インシデントの詳細調査や分析を行います。それぞれの強みを生かし、協力して地域企業のセキュリティ対策を強化することを目指します。
3. 締結日
この連携協定は2024年12月2日に正式に締結されました。これにより、地域企業が各社のサービスを組み合わせて利用できる新たな機会が生まれます。
4. 今後の展望
「おまかせセキュリティ事故駆け込み窓口」においては、地域のお客様からのフィードバックに基づいて受付方法の改善やサポート内容の充実を図り、特に中堅・中小企業のセキュリティ課題の解決に寄与することを目指します。これにより、持続可能な地域社会の実現に向けた取り組みを継続していきます。
5. お問い合わせ先
NTT東日本、NTT-AT、AOSデータのいずれも、専門の担当部門を設けています。
これらの取り組みを通じて、地域のお客様が安心してビジネスを行えるよう、三社は力を合わせてまいります。