大阪・関西万博の記憶を受け継ぐ新たな試み
2025年の大阪・関西万博に向けて、音楽家であり数学者、そしてSTEAM教育者としても知られる中島さち子さんがモデレーターを務めるYouTube対談番組「Sachiko’s Room」が始まります。この新しいオンライン番組は、万博の意義やその未来の在り方について深く考える契機を提供することを目的としています。番組は2025年9月30日(火)、18時に公開され、視聴者が万博から得た貴重な「いのち輝く未来社会のデザイン」を日常生活に取り入れる手助けとなるでしょう。
万博を通じた新しい出会い
「Sachiko’s Room」では、万博に関わるさまざまな文化人たちをゲストに迎えることで、多様な視点を探ります。番組のコンセプトは、中島さち子さんが担当するテーマ事業「いのちを高める」が基盤となっており、万博を通じて新しい価値観や学びの場を提供するというものです。
特に注目すべきは、シグネチャーパビリオン「いのちの遊び場 クラゲ館」です。この文化の交差点で、訪れる人々や万博に関わる人々が出会い、さまざまな文化的交流が生まれています。
対談の内容とゲスト
「Sachiko’s Room」では、文化的な成果だけではなく、その裏にある「視点」にフォーカスを当てます。初回のゲストには、慶應義塾大学の宮田裕章教授や、ヨルダン館の代表代行であるシファ・ズグール氏、ロボット学者の石黒浩氏、イタリア館の文化代表であるロッセッラ・メネガッツォ氏などが登場します。彼らとの対話を通じて、万博の記憶を未来に繋げていく重要なトピックが話し合われる予定です。
例えば、初回の対談テーマでは、隣接する「Better Co-Being」パビリオンとの共通点を基に、ヨルダン館の五感での体験や独自の価値観について深掘りします。これにより、訪問者は文化や歴史を新たな視点で体感できることでしょう。
続くエピソード
今後予定されている第2弾、第3弾では、更に多様なテーマが展開されます。第2回では、石黒浩氏とイタリア館のロッセッラ・メネガッツォ氏が、技術と文化がどのように交じり合うのかを掘り下げます。特に、1970年の大阪万博における石黒氏の経験がどのように未来の文化に影響を与えているのかが語られます。
第3回では、大阪府東大阪市で障がい福祉サービスを行う株式会社ノーサイドの中西良介氏がクラゲ館のコンセプトやその取り組みを紹介。また、クラゲ館を支えるボランティアたちの活動や、KURAGE Bandによる即興演奏で観客を巻き込むような内容も計画されています。
参加方法
この対談番組は完全オンライン形式で、万博に参加した方も、それが叶わなかった方も楽しむことができる貴重な体験を提供します。万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」が日常生活に繋がるような示唆を与えてくれることでしょう。ぜひ、YouTubeでの公開をお楽しみに!
番組の視聴は以下のURLから可能です。
Sachiko‘s Room Vol.1
私たちが歩む未来社会を共に考え、感じる機会となるこの番組をお見逃しなく!