コロナ禍の課題
2021-06-17 12:30:02

コロナ禍での経営者が感じる課題:目標設定の難しさとは

はじめに


コロナ禍の影響が続く中、企業経営は厳しい現実に直面しています。特に、従業員の目標設定に関して多くの経営者が悩んでいることが、最近の調査によって明らかになりました。

調査概要


本記事では、株式会社給与アップ研究所が経営者122名を対象に行ったアンケート調査の結果をもとに、コロナ禍における目標設定の難しさや、経営者が抱える課題について考察します。この調査は2021年4月22日から23日の期間に、インターネットを通じて実施されました。

コロナ禍による予算編成の困難


調査結果によると、約63.9%の経営者がコロナ禍の影響で予算編成に苦労していると回答しました。具体的には、30.3%が「かなり苦労した」、33.6%が「やや苦労した」と感じています。これは、経営者たちが新しい市場環境に適応し、財務計画を見直す必要に迫られていることを示しています。

目標設定の難しさ


さらに、従業員への目標設定においても多くの経営者が苦しんでいる結果が出ています。「目標設定に難しさを感じている」と回答した経営者は64.8%に及び、特に約72.5%が適切な目標設定が「難しい」と考えています。これは、従業員にどのような目標を提示すればやる気を引き出せるかという問題に直面していることを示唆しています。

遠い「人参」の位置


目標設定を「馬に人参をぶら下げる」アナロジーで表現した場合の距離感についての質問では、約61.7%の経営者が自社の目標設定が「高い」と回答しており、従業員にとって達成が困難であると感じていることが浮き彫りになりました。このことから、経営者と従業員の間で目標の捉え方にズレが生じている可能性があると言えます。

目標設定エージェントへの関心


この調査では、経営者と従業員の間に入り、目的に応じた目標設定の支援を行う「目標設定エージェント」という専門アドバイザーに対する関心も伺えました。約40.2%の経営者がこのエージェントに興味を持っており、今後の経営における新たなソリューションとして活用される可能性があるでしょう。

まとめ


コロナ禍は企業経営にさまざまな影響を及ぼしています。経営者たちは現在、目標設定や予算編成において多くの難題に直面しており、専門家のサポートが求められています。経営者がこの1年、試行錯誤の中でビジネスを存続させてきたことは明らかですが、今後はwithコロナの時代に適した目標設定を明確にし、持続可能な経営を実現するためのフェーズに入る必要があります。専門的な支援を得ることで、未来に目を向けた経営戦略を構築することができるでしょう。

会社情報

会社名
株式会社給与アップ研究所
住所
東京都千代田区一番町14-210F
電話番号

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