Joinnyの挑戦
2018-10-15 13:00:42

アクティブラーニングを進化させるJoinnyの新たな挑戦

アクティブラーニングを進化させるJoinnyの新たな挑戦



近年、日本の高等教育において、アクティブラーニングという新たな教育メソッドが注目を集めています。本来、講義形式が主流の教育環境ですが、2020年の「高大接続」などの改革を受けて、より実践的で共同的な学びが求められる時代へと変わりつつあります。特に大学や大学院における産学連携や社会実装の重要性が高まり、学び方自体の変革が急務となっているのです。

このような背景の中で、Joinnyという革新的なプラットフォームが生まれました。Joinnyは、学びの履歴を記録するブロックチェーン型のラーニングポートフォリオとして設計され、主にアクティブラーニングの深化を目的としています。このプラットフォームを利用することで、学生たちは自己の学びを振り返りつつ、相互にフィードバックを行い、自己効力感を高めることができます。

Joinnyの特長


Joinnyは、以下のような主な活用方法を提案しています。
1. 振り返りの記録: 授業ごとに学生は自らの学びを振り返り、その詳細を記録し参加者間で共有します。
2. 相互フィードバック: チームメンバー同士の言動について、互いにフィードバックを行うことで、より良い学びを実現します。
3. 修了書の発行: これらの記録に基づいて、教師が学生に修了書を発行する仕組みを取り入れています。

また、授業が終わった後も、教員やファシリテーターがオンラインで実際の活動を確認し、フィードバックを行うことができます。このような仕組みにより、学びの深化が目指されているのです。

Joinnyがもたらす効果


Joinnyを開発した株式会社まつりばの代表取締役、森真悠子氏によれば、「従来の点数評価が難しい学びにおいて、学習者自身が何を学んだのかを認知し、肯定する力が求められます。これは他者からのフィードバックによって培われるものです」と説明しています。つまり、Joinnyは学生の自己認識を促進し、成長を支えるツールとして機能するのです。

Joinnyのようなプラットフォームは、日本におけるアクティブラーニングの効果を実証し、教育改革に寄与することが期待されています。特に、大阪大学大学院工学研究科との共同講座にて採用されていることから、その実践例として注目を集めています。

難波先生は「アクティブラーニングでは、教室での協力的な作業だけでなく、自分の活動を振り返るメタ認知も欠かせません。この反復的な学びの積み重ねが力をつけるのです」とコメントしています。また、川上先生は「社会人向けのビジネス経験学習を行ってきたが、Joinnyを通じて学生にもその効果を示せれば」と語っています。

Joinnyの今後の展望


Joinnyは、ただの教育ツールにとどまらず、中央分散型の学びの履歴ブロックチェーンを構築し、社会全体の学び方を変革する可能性を秘めています。このプラットフォームが普及すれば、学生たちはより多様な視点から学びを深め、社会人教育を受けた人々とも協力し合える可能性が広がります。これからのJoinnyの活動に、ますます注目です。

Joinnyは、教育の現場で新たな挑戦を続けており、学ぶことの楽しさと意義を再発見する機会を提供しています。Joinnyを利用することで、多くの学生が自己の成長を実感し、未来の社会で活躍できるリーダーに成長してくことが期待されています。

企業情報


  • - サービス名: Joinny
  • - 開発元: 株式会社まつりば

Joinnyは、これからの教育の新たなスタンダードとなることでしょう。

会社情報

会社名
株式会社まつりば
住所
東京都渋谷区神宮前1-13-18 第2大英ビル3F
電話番号
080-1264-5298

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