六本木アートナイト2014
2014-02-20 19:15:18

六本木アートナイト2014:五感を刺激する身体表現の祭典!

六本木アートナイト2014:五感を揺さぶる身体表現の祭典



2014年4月19日(土)から20日(日)にかけて、東京・六本木で「六本木アートナイト2014」が開催されました。5回目となる今回は「動け、カラダ!」をテーマに、街全体がアートで彩られる一夜限りのイベントとなりました。延べ83万人を超える来場者数を記録した昨年に続き、今年も多くの来場者で賑わいました。

身体性をテーマにした多様なプログラム



本イベントのアーティスティックディレクターを務めたのは、現代美術家である日比野克彦氏。氏の関心事である「アートの身体性」をテーマに、多彩なプログラムが展開されました。

圧巻のパッチワークアート



アーティスト西尾美也氏による《カラダひとつプロジェクト》は、古着を再利用した巨大なパッチワーク作品が話題を呼びました。六本木ヒルズ、東京ミッドタウン、国立新美術館の3会場で展示された作品は、それぞれ異なる表現方法で来場者を魅了しました。六本木ヒルズアリーナでは、古着を繋ぎ合わせた巨大な作品《人間の家[スカート]》が、来場者を包み込むような空間を演出。東京ミッドタウンでは花柄の古着のみで花を形作る《花柄/花》、国立新美術館では古着から採取したボタンを繋げた《ボタン/雨》と、それぞれの会場で異なる魅力を発揮していました。各会場では、作品を囲んで様々なパフォーマンスも実施され、来場者参加型のイベントも展開されました。

街を彩るパレード



ダンサー・振付家の伊藤キム氏監修によるパレード《ふわりたいながれたい つなぎたい》も、大きな注目を集めました。六本木ヒルズ、東京ミッドタウン、国立新美術館などを繋ぐように、パレード隊が六本木の街を練り歩きました。廃材を用いた衣装は、アーティスト吉田一郎氏の監修によるもので、一際目を引く演出となりました。地元住民や一般公募の参加者によるパフォーマンスは、六本木の街に活気とエネルギーを与えました。

その他にも多彩なプログラム



六本木の街中をアートスポットとして活用したインスタレーション&パフォーマンスや、ワールドカップ開催を控えた時期に合わせたサッカーとアートを融合したプロジェクトなども行われました。また、アーティストと参加者が交流する場である《六本木夜楽会》も開催され、今年は「食」をテーマにしたプログラムも加わりました。各美術館やギャラリー、施設では、特別プログラムや開館時間延長、入場料割引などが行われ、夜通し楽しめる企画が満載でした。

参加型イベントへの取り組み



六本木アートナイト2014では、来場者が制作過程に参加できる企画にも力を入れていました。《カラダひとつプロジェクト》では、作品制作に使用する古着を一般から広く募集し、西尾氏と共に制作するワークショップも開催されました。

まとめ



「動け、カラダ!」をテーマに、身体表現を多角的に捉えた六本木アートナイト2014。西尾美也氏、伊藤キム氏をはじめとするアーティストたちの創造性と、地元住民や来場者の参加が一体となり、街全体をアートで彩る、忘れられない一夜となりました。六本木の街を舞台に繰り広げられたアートの祭典は、多くの人々に感動と刺激を与え、新たなライフスタイルの可能性を示唆するイベントとなりました。

会社情報

会社名
六本木アートナイト実行委員会
住所
東京都港区赤坂4-15-1赤坂ガ-デンシティ18階
電話番号

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