高校生チーム『TYTY』、国際大会への挑戦
石川県金沢市に位置するテクノロジーの拠点『ミミミラボ』。ここで活動する高校生チームが、ワールド・ロボット・オリンピアード(WRO)2025の日本決勝大会で第3位を獲得し、11月にシンガポールで行われる国際大会への出場権を手にしました。このチーム『TYTY』は、星稜高等学校の二年生、吉田旭輝さんと土原匠眞さんによって構成されています。
ミミミラボとは?
『ミミミラボ』は三谷産業株式会社と特定非営利活動法人みんなのコードの共同設立のもと、2021年に開設された施設です。10代の若者が自由にテクノロジーに触れ、創造的な活動に取り組むことができる場所として、無料で運営されています。プログラミングできるロボットや3Dプリンター、映像制作ソフトなど、多彩なリソースが揃っています。
この施設は、子どもたちの興味を引き出すための各種コミュニティ活動、例えばロボ部やマイクラ部、イラスト部などがあり、参加は自由です。特にロボ部はWROに毎年参加しており、今回の結果は彼らの努力の結晶です。
WRO 2025 Japan決勝大会の成果
「WRO 2025 Japan決勝大会」は東京都で開催され、全国から多くのチームが参加しました。環境問題をテーマにした今回のエキスパート競技で、チーム『TYTY』は見事な技術力を発揮し、第3位入賞を果たしました。彼らの取り組みは、明確な目標を持ち、自主的にプログラミングやロボティクスを学び続けることにあります。
地域の期待
この素晴らしい成果は、他の参加チームにも好影響を与えました。実際、石川県からはもう2チームが国際大会への進出を決めるなど、地域としての盛り上がりを見せています。同一県から3チームが国際大会に進むのは非常にまれで、それに対する期待は高まる一方です。
未来への展望
グローバルな舞台に立つこととなった『TYTY』。シンガポールでの大会では、世界中の若きロボットクリエイターと交流し、さらなる成長の機会を持つことになります。彼ら自身、そして彼らの努力を支えてきた『ミミミラボ』の存在が、これからどのように彼らの未来を切り拓いていくのか、大きな注目が集まるところです。
まとめ
『ミミミラボ』は単なる学びの場ではなく、子どもたちが自由に創造性を発揮できる場でもあります。今回の国際大会出場のチャンスを通じて、多くの若者が自らの可能性を信じ、未来を切り開く力を身につけることを期待されています。