newmo、大阪の老舗タクシー会社「未来都」の経営権を取得 - 地域密着型サービスとDX技術で新たな展開へ

東京都港区に本社を置くnewmo株式会社は、大阪市域交通圏を中心にタクシー事業を展開する株式会社未来都の全発行済株式を取得し、経営権を取得したことを発表した。未来都は1960年に創業し、地元大阪で60年以上、地域密着型サービスを提供してきた老舗タクシー会社である。

newmoは、2024年1月に設立された企業で、「利用者視点に立ったサステナブルな地域交通」の実現を目指し、タクシー事業のDX推進に取り組んでいる。今回の経営権取得により、newmoグループの保有タクシー車両数は646台となり、大阪府内のタクシー事業者として5位の規模となる。

未来都の強みとnewmoの技術が融合 - 地域と時代のニーズに応える革新的サービスへ

未来都は、「真心込めた心から心へのおもてなし」を経営理念に掲げ、高品質なサービスを提供してきた。近年では、大阪でいち早く「Uber」「GO」と業務提携を行い、QRコード決済など多様な決済手段を導入するなど、時代の変化に対応し、顧客満足度向上に努めてきた。

newmoは、未来都の強みである地域密着型サービスと、自社の持つDX技術を融合することで、さらなる顧客満足度向上とサービスの質向上を目指していく。具体的には、以下のような取り組みが考えられる。

タクシー配車システムの効率化：AIを活用した配車システムの導入により、待ち時間の短縮やスムーズな配車を実現する。
ドライバーの働き方改革：デジタルツールを活用することで、ドライバーの業務負担軽減を図り、より働きやすい環境を提供する。
* 顧客向けの利便性向上：アプリによる予約、決済、乗車履歴管理など、顧客にとって利便性の高いサービスを提供する。

今後の展開 - 全国展開へ向け積極的な事業拡大を推進

今回の経営権取得は、newmoの全国展開に向けた重要な一歩となる。newmoは、今後も積極的にタクシー事業者との資本提携を推進し、全国でタクシー事業の経営効率化や人材採用などを支援していく。また、日本版ライドシェアへの参入も視野に入れ、今後のタクシー業界における新たなサービスモデルの構築を目指していく。