村木真紀氏、Forbes JAPANの「50歳以上の女性50人」に選出
株式会社テイクアンドギヴ・ニーズの社外取締役である村木真紀氏が、Forbes JAPANの「50歳以上の女性50人」に選ばれたことが発表されました。これは、特に社会の多様性と包摂性を推進する活動において、その豊かな経験と知識を活かしている彼女のリーダーシップが認められたものです。
村木氏は、2013年にLGBTQと職場の課題に取り組むためにNPO法人虹色ダイバーシティを設立し、理事長としての役割を果たしています。彼女の活動は、多くの企業において多様性の重要性を再認識させ、新たな働き方を創出するための道筋を整えました。
経営に対する貢献
村木氏は、2022年に株式会社テイクアンドギヴ・ニーズの社外取締役に就任して以来、ダイバーシティ&インクルージョンの推進に多大な貢献をしています。同社は「人の心を豊かにする」というミッションを掲げており、人々が多様な働き方を実現できる環境を整えることが、企業価値の向上につながると信じています。
特に、彼女が関わる「PRIDE指標2024」でのゴールド認定や、PRIDE月間の社内報でのインタビューは、社内のダイバーシティを高める取り組みとして評価されています。さらに、同社では女性の健康問題へのサポートとして、オンラインピル処方の半額補助や卵子凍結の費用補助を行うなどの施策も展開しています。
多様性の推進とその影響
村木氏の選出は、50歳以上の女性たちがいかに自身の経験を元に社会での役割を果たし、次世代の女性たちに道を開くかを示す一例です。「50 OVER 50」という企画は、多様で多彩な女性の過去、現在、未来に焦点を当てており、経済や文化において自分らしく輝く姿を後世に伝えることを目指しています。これは、特に若い世代の女性たちにとって重要なエンパワーメントの機会となるでしょう。
村木氏のプロフィール
村木氏は、京都大学を卒業後、サッポロビールでのキャリアを経て、外資系コンサルティング会社に勤務しました。これらの経験から得た知識を基に、企業のシステムコンサルティングを提供し、効率化に貢献してきました。そして、2013年にNPO法人を設立し、以来、性別や性的指向に関係なく多様な働き方を促進しています。
企業の取り組み
株式会社テイクアンドギヴ・ニーズは、全国に約60の結婚式場を持ち、年間約12,000件のウェディングをプロデュースしています。この会社は、ダイバーシティを重視した様々な取り組みを行っており、特に女性や障がい者、LGBTQコミュニティへの支援に力を入れています。たとえば、社内でのフリーウェディングプランナー制度や、エリア限定社員制度など、働く環境を柔軟にすることで多様なライフスタイルの人々が活躍できるようにしています。
また、社内では「男性育休」や「介護」などに関する情報交換が行われており、企業全体が一丸となって多様性を受け入れる文化を築こうとしています。
結論
村木真紀氏の業績と選出は、個々人がどのようにして社会の多様性を実現していけるかを示すだけでなく、企業の経営者やリーダーにとっても重要な示唆となるでしょう。今後も、彼女のリーダーシップに期待が寄せられています。