キングコング西野亮廣が挑む絵本原画展が東京で開催中

東京港区の伊藤忠青山アートスクエアで、キングコングの西野亮廣氏による「にしのあきひろ絵本原画展 in おとぎ町ビエンナーレ」が8月2日から29日まで開催されています。この展覧会は、彼がアーティストとしての側面を持ち寄る素晴らしい機会であり、彼の絵本作品を原画として見ることができる貴重なイベントです。

西野亮廣氏は、これまでに3つの絵本を出版しており、その中でも特に話題になっているのが「ジップ＆キャンディ」。この絵本は、通常の書籍を読むことが難しい子どもたちへの支援を目的に電子書籍としても提供されることになりました。この取り組みは公益財団法人伊藤忠記念財団によって支援され、実際に全国の特別支援学校に無償で寄贈されることが決定しています。

入場は無料でなされるこの展覧会では、約150点の作品が展示されており、これは西野氏にとって最大規模の原画展となります。作品は過去のものから最新のものまで揃っており、訪れる人々が西野氏の作り出す独特な「西野ワールド」を堪能できる企画となっています。

特に、『Zip＆Candy』は自分の大切な人との運命を受け止めて成長していく少年の物語であり、これを通じて多くの方々に勇気を与えたいと西野氏は語っています。音声ナレーションも彼自身が担当しており、展覧会ではそのナレーションを自宅でも楽しめるようにしているマルチメディアデイジー図書の試聴も可能です。

西野氏は、自身の朗読について「自分の声が聴かれるのは少し恥ずかしい」としながらも、その取り組みの重要性を強調しました。このような展示を通じて、発達障害や視覚障害を持つ子どもたちへの支援の輪を広げることが目指されています。

伊藤忠青山アートスクエアは、こうした社会貢献活動の一環として、自由にアートを楽しめる場を提供しています。障害を持つ子どもたちに特化した作品制作も行っており、電子図書としての利便性を向上させるために、音声の速度調整や文字サイズの変更ができる機能などを搭載しています。

この原画展は、アートを楽しむだけでなく、社会課題への理解を深めるための絶好の機会です。興味がある方はぜひ足を運んで、西野亮廣氏の情熱と思いが込められた作品を見てください。

【開催概要】