デジタルテクノロジー、NIKSUN社との独占契約締結でセキュリティ体制強化を図る
デジタルテクノロジーとNIKSUNの独占契約
デジタルテクノロジー株式会社(DTC)は、アメリカのネットワークフォレンジックメーカーであるNIKSUN社と、日本国内における唯一のディストリビュータ契約を締結したことを発表しました。販売が開始されるのは2023年10月15日からで、今回の提携により、DTCはセキュリティソリューションの新たな選択肢を提供することになります。
サイバーセキュリティの重要性
近年、日本国内ではサイバー攻撃や情報漏洩が増加しており、その対応策としてネットワークフォレンジック技術が注目されています。この技術は、通信経路上を流れるデータパケットを捕捉し、記録することでセキュリティインシデントの証跡を解析するものであり、未知の攻撃に対しても迅速にその手法や被害状況を明らかにすることが可能です。政府機関である内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)をはじめ、多くの企業でもその導入が進んでいます。
NIKSUN社の特徴
NIKSUN社の「NetDetectorシリーズ」は、ネットワークスイッチやルーターなどの通信機器から受信する全ての通信データを記録し、リアルタイムで解析します。この製品は、最大4ペタバイトの記憶容量を有し、最大100Gbpsの通信に対応しています。これにより、大量の通信データを効率的に保存し、過去のデータも速やかに調査できる環境が整います。
この技術により、お客様のネットワーク環境における不正アクセスや情報漏洩のリスクを最小限に抑えることが可能となります。また、NIKSUN社の独自技術であるDynamic Application Recognition(DAR)によって、アプリケーションの通信状態を視覚化し、マルウェアによる偽装通信を検出することも可能です。これにより、アプリケーションの利用率等に関する詳細な統計も得られるようになります。
DTCの将来的な展望
DTCは、NIKSUN社のNetDetectorシリーズを中心に、自社独自のソリューションを組み合わせた通信データ監視・解析サービスの提供も計画しています。また、コストパフォーマンスに優れたエントリーモデルや仮想アプライアンスも導入し、初年度には50セットの出荷を見込んでいます。
DTCの社長である伊東辰巳氏は、部門の強化に伴い、今後も企業や官公庁向けに信頼性の高いセキュリティシステムを提供していくと述べています。同社は、これまで金融機関や公共機関向けに約1,000台のNIKSUN製品を販売しており、その信頼性と実績が期待されています。
NIKSUN社の推薦
NIKSUN社は、DTCとの提携を大いに喜んでおり、日本のお客様に対して最高のセキュリティソリューションを提供するために強固なパートナーシップを築いていくことを約束しています。DTCとNIKSUN社の取り組みにより、より多くの企業や組織が安全で信頼性の高いネットワーク環境を実現できることが期待されます。
お問い合わせ先
DTCでは、NIKSUN製品の詳細やサービスに関する問い合わせを受け付けています。興味のある方は、ぜひDTCの公式ウェブサイトをご覧ください。今後も、国内企業のセキュリティ強化に貢献していく所存です。
会社情報
- 会社名
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デジタルテクノロジー株式会社
- 住所
- 東京都荒川区東日暮里5-7-18コスモパークビル
- 電話番号
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03-5604-7801