BRANUが建設業界の経営管理を革新する新機能「CAREECON Plus」を発表

BRANUが建設業の経営管理をイノベーション

建設業界の発展を目指し、テクノロジーを活用することをビジョンに掲げるBRANU株式会社が、統合型ビジネスツール「CAREECON Plus」の経営管理機能を正式にリリースしました。この新機能は、中小建設業者が抱える資金繰りやコスト管理の課題を解決することを目的としています。

経営管理機能開発の背景

2024年に予想される建設業の倒産件数は1,890件に達する見込みで、特に小規模事業者の倒産が大きな問題となっています。資材費の高騰や労務費の上昇、職人の高齢化などが要因で、資金繰りの悪化が深刻な状況です。この背景を受けて、資金繰りの可視化や適切な予算管理、案件ごとの利益率の見直しが急務とされています。

これらの課題に対応するため、BRANUは「CAREECON Plus」の経営管理機能を開発し、リリースするに至りました。

CAREECON Plus 経営管理機能の特徴

「CAREECON Plus」は、マーケティング、採用管理、施工管理、経営管理を包括的にサポートするビジネスツールです。特に中小建設業者向けに設計されており、導入から運用を支援するDXコンサルティングサービスも提供されています。

これまでのβ版から進化し、AI-OCR技術を取り入れた正式リリースされた経営管理機能には、以下の数多くの機能が用意されています。

書類のデジタル化

- AI-OCRによる請求書や領収書の自動データ化
- 見積書および発注書のスキャン・保存

経費・原価管理

- レシートや領収書の管理
- 材料費や労務費、外注費の自動集計・分析
- 案件ごとの原価管理

収益・粗利管理

- 案件ごとの原価、売上、粗利益を自動計算
- 利益率の異常検知およびアラート
- 案件収支シミュレーションも可能

キャッシュフロー管理

- 資金繰り予測とキャッシュフロー分析

案件管理

- 案件ごとの収支や進捗の一元管理

ダッシュボード

- リアルタイムの経営ダッシュボード
- 収益レポートや総合的なコスト分析の提供

これらの機能により、書類の自動読み取りやデータ整理が可能となり、経営状況を効率的に可視化すると同時に、データに基づく意思決定を促進します。

BRANU BRAINとの連携

経営管理機能は、新たに開発中の「BRANU BRAIN」というAIモデルとの連携が予定されています。これにより、業界全体のデータをもとにした経営支援が提供され、企業単体では得られないスケールメリットを享受できるようになります。具体的には、他社比較によるベンチマーク分析やトレンド予測、リスク検知などが可能となり、更なる経営判断の精度向上が期待されています。