医療的ケアが必要な子どもたちのための特別な映画上映会開催

医療的ケアが必要な子どもたちのための特別な映画上映会が開催

みなさん、映画鑑賞は誰にでも楽しめる素晴らしい体験ですが、医療的ケアが必要な子どもたちやその家族にとっては、映画館への外出が簡単ではないことも多いです。そんな中、特定非営利活動法人EPOが運営する【COCOLON】が、障がい児や医療的ケアを要する子どもとその家族が安心して参加できる映画上映会「COCOLON ユニバーサルシネマ」を9月22日（日）に開催します。

イベントの目的

この特別な映画上映会は、重症心身障がい児とその家族が共に楽しむことができる場を提供し、孤立感を軽減することを目的としています。実際に、2018年の調査によれば、医療的ケアが必要な子どもの家族は、外出や娯楽体験の機会が少なく、65.3%が外出が困難であると感じているという結果が出ています。こうした問題を解決するために、COCOLONは映画を通じて、家族同士が繋がり、楽しむ機会を増やしていきます。

COCOLON BASEの特徴

COCOLONでの上映会は、東京都江戸川区に位置するCOCOLON BASEで行われます。この会場は重症心身障がい児のための特別な設備が整っており、医療的ケアが必要なお子様がリラックスして過ごせる環境が提供されています。また、家庭のような親しみを感じる空間で、安心して映画を楽しめるよう配慮されています。医療機器の使用についても、万全の体制が整っているため、親御さんは安心して参加できます。

上映作品

上映される映画は『FLY!/フライ!』で、心温まるストーリーが楽しめます。イベントは午前10時からと午後1時からの2回に分かれて行われ、参加費も比較的安価に設定されています。COCOLONの会員は特にお安く利用できるため、多くの家族にとって参加しやすいイベントとなっています。定員は10組、最大で30名まで受け入れ可能なため、早めの申し込みが推奨されます。

参加資格と期待する効果

この上映会は主に医療的ケアを要する子どもたちの家族や支援者を対象にしていますが、地域住民も参加できるため、より多くの人々がこの取り組みに触れることができる良い機会です。このイベントを通じて、障がいを持つ子どもたちが社会に参加しやすくなることを目指しています。また、SDGsの項目の一つである「すべての人に健康と福祉を」という理念を体現する一歩としても位置づけられています。