福岡・天神に新たな文化空間が誕生、カプセルトイの革新

福岡・天神に誕生した新しいカプセルトイ空間

2025年5月21日、福岡市中央区天神に「ドリームカプセル South Labo」が新たにオープンしました。この店舗は名古屋に本拠を持つドリームカプセル株式会社が展開するもので、九州エリアでの旗艦店として位置づけられています。街と一体化した新たな形の文化空間を提供し、多くの人々に親しまれることを目指しています。

カプセルトイ市場の現状

近年、カプセルトイ市場は急成長を遂げており、2024年度の市場規模は約1,410億円と前年の122.6%に達しています。この成長に伴い、専門店も700店舗以上に増加し、新商品リリースは毎月700種類を超える数に達しています。カプセルトイは単なる遊びに留まらず、カルチャーの一部としても位置づけられるようになりました。

しかし、その一方で競争も厳しくなっており、特に都市部では多くの店舗がひしめく状況となっています。このような環境において、「何を売るか」よりも「どう体験させるか」が重要視されています。

ドリームカプセル South Laboの魅力

「ドリームカプセル South Labo」は、そんな競争の中で生まれた新しい店舗です。この店舗は“シームレス”をテーマに掲げており、通りに自然と溶け込みながら、誰もが気軽に立ち寄れる場を創出しています。観光客や地元の人々が世代や国籍を超えて集い、思わず足を止めてしまうような空間を実現しているのです。

店内の1階には、アーティストたちが制作した大型デジタルサイネージが設置されています。「カプセルトイ＝ドリームカプセル」をテーマにした映像が流れ、カプセルトイを媒介とした文化体験を提供しています。これにより、訪れる人々に日常と非日常が交差するような感覚を楽しませています。

激戦区・天神での独自性

天神は全国的に見てもカプセルトイの競争が激しいエリアで、さまざまな専門店がひしめき合っています。その環境の中で、ドリームカプセルはオリジナルの商品ラインナップを充実させ、他店にない独自の魅力を追求しています。このような取り組みを通じて、カプセルトイ業界の新たな革新をもたらす存在になることを目指しています。

これからの展望

今後の展開として、ドリームカプセルはさらなる店舗の展開を計画しています。2024年には初の旗艦店「ドリームカプセル West Labo」を枚方市にオープンし、その後も名古屋市の栄エリアで「ドリームカプセル Main Labo」を開設予定です。Main Laboでは地域共生型のスタジオも併設し、活発な地域活動を展開していく計画です。