オムロン サイニックエックスの新たな成果発表
オムロン サイニックエックス株式会社(OSX)は、10月28日から11月1日にオーストラリア・メルボルンで開催される「The 32nd ACM International Conference on Multimedia (ACM MM 2024)」に参加し、最先端の研究成果を披露します。この国際会議は、マルチメディア分野における権威ある場であり、2024年には4385件の論文が提出され、その約26%にあたる1149件が採択されました。
発表内容の詳細
OSXが発表するテーマは、「説明性のある視覚的質問応答システム」。この研究は、視覚情報を基にした質問応答の新たな可能性を探求しています。特に、プログラム型の視覚的質問応答システムに関する研究「AdaCoder: Adaptive Prompt Compression for Programmatic Visual Question Answering」が注目されています。
この研究のために、東京工業大学や国立情報学研究所との共同研究が行われました。発表は10月31日(現地時間)に行われる予定で、ポスターセッションに参加します。
Industry Expert TalksとACM MMSports’24での発表
会議の一環として、OSXはIndustry Expert Talksでも講演を行います。このセッションでは「Understanding Procedural Texts and Videos: Applications and Future Directions」というタイトルで、手続き型のテキストや動画の理解に関する応用と今後の展望が語られます。
また、ACM MMSports’24のワークショップでは、卓球の試合をテーマにした研究「Audio-Visual Self-Supervision for Frame-Level Player-wise Offensive Shot Detection in Table Tennis Matches」が紹介されます。この研究は、選手ごとのショット検出と攻守のラベル推定に関するものです。
これらの発表は、技術の進化とその実用化に向けた重要なステップとなり、その成果はマルチメディア技術の発展に寄与することが期待されています。
オムロン サイニックエックスの戦略的ビジョン
オムロン サイニックエックスは、最新技術を活用して未来のデザインを創造する戦略拠点です。人工知能(AI)、ロボティクス、IoT、センシング等の分野での研究に力を入れ、社会的な課題解決に向けて革新を進めています。また、大学や外部研究機関との共同研究によって、より一層の進展を図っています。
OSXのホームページや最新の活動については、公式サイトを通じて確認することができます。
OSXは、技術革新を基にした新たなビジネスモデルの確立に挑んでおり、今後の研究成果に注目が集まります。