千葉県広報研究会のメインセッションvol.2の詳細レポート
2025年8月6日、千葉商工会議所の第1ホールにて、千葉県広報研究会による全体セミナー「メインセッションvol.2」が開催されました。この日のセミナーには、千葉県内の産官学の広報担当者100名以上が参加し、「メディアに刺さる広報PR」のノウハウを学ぶ貴重な機会となりました。参加者の熱気は猛暑にも負けず、会場は活気に満ちあふれていました。
研究会の活動と目的
千葉県広報研究会は、広報担当者同士が知識やスキルを共有し、互いに学びあうコミュニティです。すでに設立から2年目を迎えており、これまで延べ250名以上が参加するセミナーや研修を実施してきました。会長の中元広之氏は、広報が単なる情報発信にとどまらず、地域とのつながりを創出する力を持つと強調し、会の活動を一層充実させていく意欲を示しました。
基調講演の内容
この日の基調講演では、長野県のクラフトビールメーカー、株式会社ヤッホーブルーイングの広報担当・渡部翔一氏が登壇。彼は、自社が展開するユニークな広報PRの手法を紹介しました。たとえば、適正飲酒を促すために開発した「ゆっくりビアグラス」や、飲み会をもっと楽しくするプロジェクト「チーム“ビール”ディング」などが、その具体例です。
渡部氏は、広告宣伝費が限られている中で、如何にして媒体に取り上げられる話題を創出するかが重要だと説明しました。またメディアを通じて消費者にはどのように情報が伝わるのかを意識し、その結果として製品やサービスの価値を高めるべきだとも指摘しました。
実践的な相談ブースの設置
基調講演の後には、参加者同士の交流が行われ、意見交換が活発に行われました。特に注目されたのは、このセミナー初の試みとして設置されたプレスリリース相談ブースです。「PR TIMES」の担当者からは、効果的なリリース活用法についてのアドバイスが提供されました。10分間という限られた時間の中、広報担当者たちは熱心に質問し、貴重な情報を持ち帰っていました。
今後の展望
千葉県広報研究会は、今後も定期的に専門家を招いたセミナーやワークショップを企画していく予定です。この活動を通じて、地域の広報力を一層強化し、広報担当者同士のつながりを深めていきたいとしています。
詳細や今後の活動については、公式サイトで随時お知らせしていますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
千葉県広報研究会公式サイト