檜創建が新たに立ち上げたライフスタイルブランド「えんとりん」
檜浴槽の設計・製造を手がける
檜創建株式会社は、地域材「東濃檜」を使用したライフスタイルブランド「えんとりん」を立ち上げ、ECサイトを開設することを発表しました。本ブランドは、日常のひとときをより豊かにする製品を提案し、地域に根差した文化を世界へと広げることを目指しています。
ブランド誕生の背景
檜創建は「檜」と「入浴」を文化として後世に残すため、数多くの展示イベントや自社主催のイベントを開催してきました。今回のブランド立ち上げは、消費者との距離を縮め、よりダイレクトにインテリア分野に進出することを目的としています。
注目の製品たち
新ブランドの第一弾としてプロダクトデザイナー
村澤一晃氏との協業による製品が発表されました。その中には、赤ちゃんを入れるためのベビーバス「KIOKE」と「SUI」や、ホテルライクなパウダールームに最適なヒノキ素材のスツール「キキキ」が含まれています。これらの製品は、温かみのある檜の質感と地域に伝わる伝統的な木工技術を活かしており、環境意識を持つ消費者にもアプローチしています。
特に、今回のベビーバス「KIOKE」と「SUI」は、一般社団法人ウッドデザイン協会が主催する「ウッドデザイン賞2024」を受賞しました。この栄誉は、製品が持つ優れたデザインと機能性、そして持続可能な材料を使用している点が評価されたものです。
村澤一晃氏のデザイン哲学
村澤氏は、家具を中心とした多様な生活道具にかかわるデザインを担当しています。彼の信条は「デザインは生活や行動のすべての中にある」というものであり、地域性と工場の個性を活かした製品開発を重視しています。檜創建との協業も、各メーカーとの絆を深めながら持続可能なモノづくり環境を作り上げる一環です。
これからの展望
今後、檜創建は定期的な製品開発を進めていく予定で、さらなるラインナップを続々と発表していく計画です。消費者との直接的な繋がりを大切にし、多様なライフスタイルに合った製品を提供することで、檜の魅力を伝えていく考えです。
檜創建の挑戦がどう未来の住環境に影響を与えていくのか、今後の展開から目が離せません。