JR東日本とパナソニックが共同開発した顔認証改札機
2025年11月6日、JR東日本の上越新幹線長岡駅において、顔認証改札機の実証実験がスタートします。これは、JR東日本が推進する「Suica Renaissance」の一環として行われ、日常の鉄道利用に全く新しい体験を提供することを目指しています。共同で実施されるこのプロジェクトには、パナソニック コネクトが参加しており、訪れる利用者に未来的かつ快適な通行体験を実現することが期待されています。
改札機の特徴
この次世代型改札機の主な特徴は、自然な歩行の中で通過するだけで顔認証が行われることです。つまり、利用者は立ち止まって顔をかざす必要がなく、手ぶらでの移動が可能になります。これにより、特に子供連れや荷物が多い方でもストレスフリーな移動が実現します。そして、通過時には改札機の演出として映像や音響が連動し、通行者を楽しませる工夫が施されています。
さらに、革新的なデザインは新幹線を意識したもので、未来への期待感を高める要素が組み込まれています。また、画像解析技術を活用し、なりすまし対策の厳格さも兼ね備えています。
Suica Renaissanceとその背景
JR東日本の「Suica Renaissance」は、Suicaカードを従来の決済手段から、より高度なサービスプラットフォームへ進化させるという大規模改革です。ウォークスルー改札という新しい概念を模索している中で、顔認証改札機の実証実験が行われることになりました。これは、スムーズな通行を実現し、旅行者や通勤者の利用価値をさらに高める試みとして位置づけられています。
パナソニック コネクトの技術力
パナソニック コネクトは、高水準の顔認証技術をもつ企業であり、過去には国内での様々な実証実験を成功させてきた実績があります。NIST FRTE評価においても、その技術の高さが証明されています。特に、2022年には顔認証の精度で世界第一位を獲得しており、今回の実証実験でもその成果を活かしながら、利用者の利便性向上とともに、新しい通行体験を創出していく方針です。
この実証実験は、利用者からのフィードバックを受け取りながら改良を重ね、いずれは全国的な導入も視野に入れています。これにより、JR東日本はテクノロジーを駆使した新しいサービスの提供を目指し、鉄道業界の未来を切り開いていくのです。
お問い合わせ先
実施に関するお知らせや、利用者からの意見などは、パナソニックのシステムお客様ご相談センターにて受け付けています。フリーダイヤルは0120-878-410、受付時間は平日の9時から17時30分までです。
未来型改札機による新しい鉄道体験を、ぜひ長岡駅で体感してください!