エフピコと静鉄ストアの協力による環境教育の取り組み
最近、株式会社エフピコと株式会社静鉄ストアが、静岡市内の81の小学校に向けて学習まんが『食品トレーのひみつ』を寄贈しました。この施策は、地球環境や資源保護に取り組む一環として、次世代を担う小学生にリサイクルやSDGs(持続可能な開発目標)の重要性を知ってもらうことを目的としています。
寄贈の概要
寄贈されたのは、学研の「まんがでよくわかるシリーズ」の1冊で、食品トレーに関するさまざまな情報がイラストと共に分かりやすく紹介されています。寄贈先は静岡市教育委員会を通じて市内の小学校全81校の4年生の各クラスに配布され、合計で360部が寄贈されました。このような取り組みは、小学生にとって環境問題について考える良い機会となります。
書籍の内容:『食品トレーのひみつ』
『食品トレーのひみつ』は、エフピコと株式会社Gakkenが共同制作したもので、食品スーパーでのトレーの役割やその製造過程、リサイクルの仕組みを子どもたちに理解しやすい形で説明しています。また、本書は「学研まんがひみつ文庫」ホームページにて電子書籍として無料公開されていますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
環境問題への取り組み
静鉄ストアは、地域に密着したスーパーマーケットとして環境保全にも力を入れています。店舗に資源回収ボックスを設置し、使用済みの食品トレーやペットボトル、牛乳パックなどを回収しています。回収された資源は、エフピコで「エコトレー」などのエコ製品に再生され、再度静鉄ストアの店舗で利用されるという循環型のリサイクルシステムが構築されています。
このような取り組みを通じて、両社は「お店が地域のエコリーダー」となることを目指し、地域との連携を一層強化していきます。具体的には、小学校での出前授業や地域の環境イベントを通じて、地元の皆さんがリサイクルに参加しやすい環境作りを進め、廃棄物削減や再利用の仕組みの構築に努めています。従って、これからの地域社会の環境課題に対しても真剣に取り組む姿勢を見せています。
エフピコと静鉄ストアの企業概要
株式会社エフピコ
エフピコは、スーパーマーケットやコンビニエンスストア向けの簡易食品容器を製造販売する国内最大手の企業です。その取り組みとして、地上資源の循環やCO2排出量削減が挙げられ、持続可能な社会の実現に貢献しています。
株式会社静鉄ストア
静鉄ストアは、静岡鉄道グループが運営する地域密着型スーパーマーケットで、新鮮な食材や地元特産品を取り揃えています。「安全・安心・健康」をテーマに高品質な商品とサービスを提供し、地域住民の日々の生活を支えています。また、環境保護や地産地消にも取り組み、静岡の豊かな食文化を次世代につなげる努力をしています。
このようにエフピコと静鉄ストアの協力により、静岡市の小学生たちが環境意識を高めるための重要な資源が提供されました。これからも地域に役立つ活動が続いていくことを期待したいですね。