紀伊國屋書店が贈る「キノベス!2025」
株式会社紀伊國屋書店が発表した「キノベス!2025」は、書店スタッフが自信を持っておすすめする厳選30作品のリストです。この企画は2003年に始まり、毎年多くの読者に愛され続けています。過去1年間に出版された新刊(文庫化作品を除く)を対象に、紀伊國屋書店の選考委員が選出したこのベスト30は、まさに今読むべき作品が勢揃い。
選考のプロセス
今年は19名の選考委員が集まり、紀伊國屋書店の全スタッフから寄せられた推薦コメントを丹念に読み込みました。各作品の魅力や背景を考慮し、厳選された30作品が選び抜かれる過程は、まさに熱意に満ちています。また、このリストに載った本は、スタッフが実際に読んで本当におもしろいと感じたものばかり。読書の楽しさをさまざまな視点で提供しています。
今年の注目作品
1位に選ばれたのは、朝井リョウの『生殖記』。グローバルな視点と人間の根源的な問いを描いたこの作品は、現代の社会問題を深く掘り下げていて、多くの読者から注目されています。また、2位の『ここはすべての夜明けまえ』や、3位の『小説』なども、独自の視点で描かれた物語がたくさん。
4位には、かまど/みくのしんによる『本を読んだことがない32歳がはじめて本を読む走れメロス・一房の葡萄・杜子春・本棚』が選ばれ、初心者にぴったりな一冊もランクインしています。さらに、5位の三宅香帆の『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』は、現代社会の働き方への疑問を提起し、多くの共感を呼ぶ内容になっています。
フェア情報と特典
「キノベス!2025」のフェアは、2025年2月1日(土)から全国の紀伊國屋書店およびウェブストアで開催される予定です。期間中、参加作品に対するスタッフのコメントを収めた小冊子が店頭で配布される予定です。この特別な企画を通じて、より多くの人が本との出会いを楽しむきっかけになればと思います。
総括
紀伊國屋書店が手掛ける「キノベス!」は、単なるリストではなく、各作品に対する思いが詰まった重要なコンテンツです。読書の楽しさを再発見するために、ぜひ店頭でこのベスト30を手に取ってみてはいかがでしょうか。新たな知識と感動を得るチャンスです。詳細については、特設ページをご覧ください。
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