JR東日本の研修
2025-07-07 16:03:07

非言語コミュニケーション研修がJR東日本で実施されました

JR東日本で実施された「ダイアログ・イン・サイレンス」非言語コミュニケーション研修



2025年5月30日、JR東日本首都圏本部にて、全69名のサービス品質推進員を対象に、非言語コミュニケーションプログラム「ダイアログ・イン・サイレンス」が行われました。このプログラムは、2025年11月に開催されるデフリンピック東京大会に向けて、共生社会の実現を目指して企画されたものです。参加者は、さまざまな方法でのコミュニケーションに挑戦し、多様性の理解を深めることを目的としています。

ダイアログ・イン・サイレンスとは



「ダイアログ・イン・サイレンス」は、聴覚障害者のサポートの下、言葉を使わずにコミュニケーションを取る体験型プログラムです。その場では、参加者はヘッドセットを装着し、音のない世界に入り込むことになります。一般的に私たちが日常生活で行うような言葉を使ったやり取りを超え、表情やジェスチャー、簡単な手話を用いて対話を楽しむことができます。

この研修の形式により、参加者は“伝えあう”ことの本質について向き合う機会を得られます。音声情報を遮断された環境において、彼らは相手に対してどうやって意志を伝え、理解しあうことができるのかを探るのです。

研修の実施と反響



当日は参加者が8つのグループに分かれ、研修を行いました。音のしない世界で、彼らは新たなコミュニケーションの形式に挑戦し、表情や動作を通じて気持ちを伝えました。その結果、満足度は驚異的な98.6%を記録し、参加者からは以下のような声が寄せられました。

  • - 「伝えられないからと諦めるのではなく、“伝えたい”という気持ちが大切だと学びました」
  • - 「音が聞こえることが当たり前ではないと気づいた。デフの方やインバウンドの客様にも、思いやりのある伝え方をしていきたい」
  • - 「表情やジェスチャーをもっと日常でも意識して使っていこうと思います」
  • - 「手話の重要性を改めて実感しました。これから少しずつ学びたいです」

これらの声からも、研修が参加者に深い気づきを与えたことが伺えます。

今後の取り組み



一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティは、今後も企業や自治体と連携し、相互理解を促進するための体験プログラムを展開していく意向です。誰もが安心して暮らせる共生社会の実現に向けた活動を続けていくことで、多様な人々がともに支え合う社会を目指しています。

ダイアログ・ジャパン・ソサエティについて



この団体は、互いを認め助け合う社会を実現するためのさまざまなプログラムを開催しています。1999年から続く「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」や「ダイアログ・ウィズ・タイム」など、これまでに約30万人が体験しています。2020年には、東京・竹芝に「対話の森」という多様な体験ができるミュージアムがオープンし、より多くの人々に対話の重要性を伝える場を提供しています。

参考リンク



今回の研修を契機に、今後ますます共生社会の実現が進むことを期待しています。


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会社情報

会社名
一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ
住所
港区 海岸1-10-45アトレ竹芝シアター棟1階
電話番号
03-6231-1640

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