TI Fluid Systemsの新拠点
2023-05-24 13:00:01
TI Fluid Systemsが日本に新たなeMICを設立しEV開発を加速
TI Fluid Systemsが新たなe-Mobility Innovation Centerを開設
世界的な自動車用流体システムのリーディングサプライヤーであるTI Fluid Systemsが、日本国内に新しいe-Mobility Innovation Center(eMIC)を設立することを発表しました。この拠点は、電気自動車(EV)の熱管理ソリューションに特化しており、国内顧客との密接な連携を可能にします。
昨年、ドイツのラシュタットに初めてeMICを開設したTI Fluid Systemsにとって、日本の新しいセンターは、さらなるグローバルネットワークの構築に向けた重要なステージです。新しい施設では、バーチャルエンジニアリングをはじめ、設計、試加工、試作、製品テスト、車両テストといった6つのコアコンピタンスが体系化されており、エンジニアたちはEVに関連する熱管理の複雑な課題に対して、様々なソリューションの設計から開発、シミュレーション、可視化までを行うことが可能です。
日本国内の自動車産業は、高度な技術革新を遂げており、次世代EVの開発におけるリーダー的存在です。そのため、TI Fluid Systemsの新eMICが果たす役割は非常に重要です。顧客にとっては、製品開発サイクルを効率化し、新しい製品を迅速に市場に投入できる環境が整うことが期待されています。特にEVアーキテクチャに特化した熱システムモデルの表示や分析、再設計などを行うための最先端設備も整備されています。
新しいeMICは、愛知県名古屋市に位置しており、主要な顧客の技術センターや新幹線に近接しています。この立地は、顧客との連携を一層強化するための戦略的なポイントとなっており、1900平方メートルの広さを誇ります。設備としては、バーチャルリアリティシステムや3Dプリンター、大型スクリーンなどが完備されており、エンジニアが試作品の開発や評価を行うのに最適な環境が整っています。
TI Fluid SystemsのCEOであるハンス・ディールティエンス氏は、このセンターの設立を「重要なマイルストーン」と位置づけており、日本の自動車メーカーが直面する熱管理の課題に対して、より協力的な環境を提供することを約束しています。国内での新しいeMICの開設は、アジア太平洋地域と北米地域でもさらなる拠点設立を進める計画に寄与し、同社のグローバルな戦略を遂行する一環となります。
この新拠点のオープニング記念発表会は、2023年6月20日に名古屋市で開催される予定です。全国の関係者やプレスの皆様に向けて、TI Fluid Systemsの最新の取り組みを直接紹介する機会となりますので、ぜひご期待いただきたいです。
TI Fluid Systemsに関する詳細は、公式ウェブサイト(www.tifluidsystems.com)をご覧ください。
会社情報
- 会社名
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TI Automotive Japan株式会社
- 住所
- 神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町3-29-1第6安田ビル4階
- 電話番号
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