エフピコとAコープ九州、地域リサイクルで環境に貢献する取り組みを強化

エフピコ・Aコープ九州のエコストア協働宣言

株式会社エフピコと株式会社Aコープ九州は、地域における環境負荷低減を目指し、「エコストア協働宣言」を発表しました。この取り組みは、福岡県内の14店舗、佐賀県の16店舗、大分県の12店舗を含む合計42店舗で行われます。両社は、地域住民の協力のもとに水平リサイクルを進め、持続可能な社会の実現に向けて努力しています。

リサイクルの流れ

Aコープ九州の各店舗では、顧客が使用済みの食品トレーや透明容器を専用の回収ボックスに入れるシステムを導入しています。この回収活動は、エフピコが開発したエコ製品、具体的には「エコトレー」や「エコAPET」、「エコOPET」などの原料になります。回収された資源はリサイクルを経て、再びAコープ九州の店舗で販売されるため、実質的には店頭を発着点とした「ストアtoストア」の循環型リサイクルが実現されるのです。

取り組みの効果

最新の数値データによると、Aコープ九州はエコ製品を用いることで、2025年3月期には191トンのCO2排出削減を達成しています。また、2026年3月期には、使用済み食品トレーや透明容器の回収を強化し、年間で197トンのCO2削減を見込んでいます。このような具体的な数値は、地域の環境負荷を低減し、持続可能な循環型社会の構築に寄与するものです。

企業の目指すビジョン

エフピコとAコープ九州は「お店がその地域のエコリーダー」になることを目指し、地域社会の環境問題に対して積極的に取り組んでいきます。この協働宣言により、地域住民、企業、団体が一体となって、リサイクルの推進と環境保護に努める意義を再確認しました。地元の環境負荷を減らし、資源を有効的に活用する姿勢は、持続可能な未来を築くための重要な一歩となります。

各社の紹介

株式会社エフピコ

東京都新宿区に本社を置くエフピコは、スーパーマーケットやコンビニにおける簡易食品容器の製造・販売を行っている国内最大手のメーカーです。リサイクル技術には力を入れており、「トレーtoトレー」や「ボトルto透明容器」の方式で地上資源の循環を図っています。これにより、CO2排出削減や環境負荷を低減する努力を続けています。会社のウェブサイトはこちらです。

株式会社Aコープ九州

福岡県福岡市に本社を持つAコープ九州は、地域に根ざしたスーパーマーケットであり、合計42店舗を展開しています。国産農産物を中心とした商品提供を行い、生産者と顧客の幸せを追求することを理念としています。JAグループの一員として地域貢献を志し、質の高い商品とサービスを提供することに努めています。詳しくはこちらをご覧ください。