NECが国際電気通信標準化の副議長に再任され、革新を推進!
NECの国際標準化活動への貢献
2024年10月、インドのニューデリーで開催された国際電気通信連合(ITU)の世界電気通信標準化総会(WTSA-24)において、NECの永沼美保氏と山田徹氏が、2025年から2028年までの期間において「電気通信標準化諮問委員会(TSAG)」および「第20研究委員会(SG20)」の副議長に再任されました。この再任は、NECの国際標準化活動に対する高い評価を示すものであり、今後の標準化推進において重要な役割を果たすことが期待されています。
ITU-Tの役割とTSAGの重要性
国際電気通信連合(ITU)の一部であるITU-Tは、電気通信の国際標準を策定することを目的としており、4年ごとに開催される総会では、今後の標準化課題や体制についての承認が行われます。TSAGは、ITU-Tにおける標準化活動全般に関する優先事項や計画を議論し、マネジメントチームによって運営されています。NECの永沼氏はアジア太平洋地域の代表として、自らの経験を活かしながら、国際的な標準化方針の策定に貢献していくことでしょう。
SG20とデジタルツインの進展
一方、第20研究委員会(SG20)は、インターネットオブシングス(IoT)やスマートシティに関する標準化を行っており、都市のサービス向上に貢献するICTシステムの基盤となるアーキテクチャや要件の定義に取り組んでいます。この度、SG20ではデジタルツインについての標準化の重要性が合意され、NECはこの新たな分野でもリーダーシップを発揮することが期待されています。特に、スマートシティの実現に向けた国際標準化への貢献を通じて、NECは革新的なソリューションの提供に取り組む姿勢を見せています。
ジェンダー格差解消への取り組み
更に、ITU-TではICTの分野におけるジェンダー格差の解消を目指し、「Networking of Women (NoW)」という活動を推進しており、標準化活動への女性の参画やリーダーシップが奨励されています。今回のWTSA-24では、永沼氏が「Certification of Recognition: ITU-T NoW, Regional Representative for Asia and Pacific」を授与され、この分野への影響力を示しました。
NECの未来への展望
NECは、これからの国際標準化活動を通じて、よりオープンで包括的な標準化を実現するための課題解決に取り組むとともに、高度なICTサービスの提供を目指しています。このような取り組みを通じて、NECは、グローバルスタンダードの策定に寄与しつつ、ICTの普及や発展に貢献していくことでしょう。
会社情報
- 会社名
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日本電気株式会社
- 住所
- 東京都港区芝5丁目7-1
- 電話番号
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