SNSと消費行動
2025-08-20 14:28:00

SNS時代の消費行動を探る:Instagram利用の実態調査から明らかに

SNS時代の消費行動を探る:Instagram利用の実態調査から明らかに



近年、Instagramはただの写真共有アプリから、消費行動を左右する強力なプラットフォームへと進化しました。株式会社エクスクリエの特別調査により、全国の15歳から69歳の男女を対象にした「SNSにおける購買行動~Instagram編~」が実施され、Instagram利用による消費行動の実態が浮き彫りになりました。今回は、その調査結果を基に、男女の違いや特定の年代層の行動傾向について掘り下げていきます。

調査概要と目的


この調査は2025年7月31日に行われ、全国から2,400人の回答を集めました。興味深いのは、女性を中心としたアプローチや10代の若者による新しい発見のスタイルが明らかになったことです。特に、情報収集や購買行動において、男女で異なるアプローチが見られました。

女性中年層と10代の利用傾向


本調査によると、女性特に中年層はハッシュタグ検索を積極的に活用しており、商品情報の収集や比較検討において、その利用率が顕著な傾向を示しています。また、若年層(10代)はInstagramの「発見タブ」を活用し、アルゴリズムに基づいたおすすめ商品をチェックすることが多いようです。これは、彼らが新しい情報を得るために、従来の手法ではなくデジタルネイティブなアプローチを取っていることを示しています。

男女で異なる情報収集のアプローチ


調査結果では、男女の情報収集におけるアプローチが明確に異なることが見て取れました。男性は公式アカウントからの情報を重視しており、約4割の回答者が企業やブランドの直接的な情報を参考にしています。一方、女性はインフルエンサーや一般ユーザーからの情報を重視し、自分がフォローしている人々の発信が大きな影響を与えています。この傾向から、女性は実体験に基づくリアルな口コミに価値を見出していることが伺えます。

タイアップ投稿への反応


Instagramにおけるタイアップ投稿に対する反応も、男女で差異が見られました。両者とも「いいね」を押すことが最も多い反応として挙げられていますが、特に若年層でその傾向が顕著です。また、男性は女性に比べて商品リンクをタップする割合が高く、購買意欲が強いことがわかります。女性は投稿を保存する傾向があり、特に詳細確認や購入検討を目的としています。このように、感心を持ったアイテムを後でレビューできるようにすることは、購買行動において大きな役割を果たしています。

購買行動の実態


実際に保存したタイアップ投稿からの購買経験者は55.2%に達しており、特に男性の購買行動が活発で68.6%という高い数字が出ました。これにより、保存した情報が実際の購買に結びつくという強い因果関係があることが確認されました。また、タイアップ投稿以外にも、信頼できるハッシュタグや投稿日についても意識していることが調査により明らかとなっています。これらは購買に至るまでの重要なステップとして位置づけられます。

まとめ


今回の調査を通じて、Instagramの利用は単なる画像の共有にとどまらず、購買行動における重要な要素であることが分かりました。男女で異なる傾向や年代別のアプローチを理解することで、企業はターゲット層に合ったマーケティング戦略を立てることができるでしょう。今後ますます進化するSNSの影響力を考えると、この調査結果は非常に興味深いものとなりました。


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会社情報

会社名
株式会社クロス・マーケティンググループ
住所
東京都新宿区西新宿3-20-2東京オペラシティ24階
電話番号
03-6859-2251

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