山梨県ジンがクラウドファンディングで誕生
日本の良さを広めるスターマーク株式会社が推進する「県ジンプロジェクト」から、山梨県の特産物を用いた新たなクラフトジン「山梨県ジン」が登場しました。このプロジェクトの目指すところは、地域の特色と魅力を生かしたお酒を通じて、全国各地の個性を発信することです。
甲州ぶどうの魅力
今回の「山梨県ジン」の開発には、山梨の象徴ともいえる甲州ぶどうが大きく関与しています。このぶどうは、1000年以上の歴史を持つ日本固有の品種で、特にその美しい藤紫色の果皮で知られています。甲州ぶどうから生成される白ワインは、国内外で高い評価を受けていますが、その製造過程で生成される「搾りかす」、すなわちポマースが、ジンの主要なボタニカルとして活用されることになりました。
サステナブルな取り組み
この取り組みの要は、一般的には廃棄されてしまう搾りかすを有効利用することにあります。山梨県の笛吹市で100年にわたりぶどう栽培を行っている老舗ワイナリー、矢作洋酒株式会社の低農薬で育てられた甲州ぶどうを使用しており、そのポマースをクラフトジンとして生まれ変わらせることで、地域のテロワールを反映させる試みとなっています。
味わいの特徴
「山梨県ジン」は、香りにほんのりフローラルな印象があり、口にすることで甲州ぶどう由来のやわらかな甘みと、爽やかなジュニパーの香りが見事に調和します。余韻にはイタリアのグラッパやポマースブランデーを思わせる深い香りが広がり、ロックやソーダ割りでその味わいを存分に楽しむことができる一品です。アルコール度数は40%、内容量は500mlです。
クラウドファンディングとイベント
「山梨県ジン」は、11月6日から開始されるクラウドファンディングプラットフォーム「CAMPFIRE」で先行販売されます。このプロジェクトは、目標金額800,000円に設定されており、さまざまなリターンプランを用意しています。リターンの中には、山梨県ジンと矢作洋酒の飲み比べセットや、富士急ハイランドのペアチケットを含む体験コースなどがあります。また、11月8日には山中湖でリリース記念パーティーも開催され、入場は無料です。
地域活性化を目指して
スターマーク株式会社の「県ジンプロジェクト」は、全国各地の特産物を使ったクラフトジンを通じて、地域の魅力を発信し、活性化を図る取り組みです。地元の生産者と協力しながら、地域の文化や特性を生かした商品を提供することで、地域間のつながりを深め、コミュニケーションの場を提供します。これにより、より多くの人々が笑顔になれるような社会を目指しています。
おわりに
山梨の美しい自然と文化が詰まった「山梨県ジン」で、地域の味わいを楽しみながら、サステナブルな取り組みに参加してみてはいかがでしょうか。日本の魅力を再発見し、一味違った飲み方を楽しんでください。