WrapTag株式会社、独自ブロックチェーンのテスト運用を開始
WrapTag株式会社は、兵庫県神戸市に本社を構え、独自のNFTタグ「WrapTag」を開発しています。最近、同社はパブリックブロックチェーン「Avalanche」のサブネットを活用し、独自のブロックチェーンを築いてテスト運用を開始したことを発表しました。これは国内における初めての試みとなります。
Avalancheとそのサブネットとは
Avalancheは、Ava Labsが手掛けた新しいタイプのパブリックブロックチェーンであり、強力なコンセンサス機能とスマートコントラクト機能を兼ね備えています。このブロックチェーンは、1秒間に4500回以上のトランザクションを処理する能力があり、ネイティブトークンとしてAVAXを使用しています。さらに、Ease(イーサリアムのバーチャルマシン)との互換性があり、開発者はイーサリアム上のアプリケーションを容易にAvalancheに移植することが可能です。
特に注目すべきは、Avalancheのサブネットというコンセプトです。サブネットは、Avalanche上で構築された独立したブロックチェーンであり、ユーザーは独自のトークン発行や手数料体系を自由に設定できます。この柔軟性は、WrapTagの新しいNFT証明書の作成や転送における手数料削減に寄与する可能性があります。
WrapTagの革新性
WrapTagは、ICチップに記録された変更不可能なタグIDと、変更不可能なNFT IDを組み合わせることによって、アイテムをNFTとしてラップする新しいタイプのタグです。マークされたアイテムの所有権を確認する手段として、スマートフォン一つでのアクセスが可能で、特にコレクターズアイテムとのデジタルコレクション管理という点で利便性を提供しています。
さらに、このタグにはNFC(近距離無線通信)技術が採用されており、SuicaやPASMOなどの交通系ICと同様に、スマートフォンをかざすことによって容易に通信ができます。これにより、所有権の確認やアイテムの管理がこれまで以上にスムーズになります。
フィンテックの未来を見据えたWrapTagの活躍
WrapTagが構築しているブロックチェーンネットワークは、Avascan上でも確認可能です。が、さらにこの技術は、さまざまな業界でのフィンテックアプリケーションやデジタルマーケットプレイスにおいても活用されることが期待されます。この新しいテクノロジーは、ライフスタイルを一変させ、ユーザーに新しい体験を提供する可能性を秘めています。
詳細なネットワーク情報やAPIの仕様は、WrapTag公式サイトやAvascanのWebサイトで確認することができます。
<詳細情報>
WrapTagの最新技術は、今後のNFT市場におけるトレンドを先取りするものとなるでしょう。これからの展開にぜひご注目ください。