現場DXを加速するMODE、JR EAST STARTUP DAYでAI-driven IoT技術を披露
アメリカ合衆国カリフォルニア州を拠点とするスタートアップ企業、MODE, Inc.が、2024年11月23日から26日にかけて開催されたJR EAST STARTUP DAYに参画しました。同社はJR東日本スタートアッププログラム2021年度の採択企業であり、イベント内の「PITCH STAGE」と「EXHIBITION」に出展し、注目を集めました。
IoTと生成AIの融合:作業現場の未来を変える技術
MODEが提供するのは、IoTプラットフォーム「BizStack」と、そこに生成AI技術を統合した「BizStack Assistant」です。この革新的な技術は、リアルタイムで収集された現場データとAIによる高度な分析を組み合わせることで、作業現場の効率化、そしてデジタル変革(DX)を強力に推進します。
「BizStack Assistant」は、現場で発生する様々な課題に対して、自然言語による対話を通じて解決策を提案する、いわば現場作業員のAIアシスタントです。刻々と変化する現場状況を正確に把握し、最適な対応を支援することで、作業員の負担軽減と生産性向上に大きく貢献します。
JR EAST STARTUP DAYでの発表内容
イベントの「PITCH STAGE」では、MODEのCEOである上田学氏が登壇。「なぜ私たちは2次元データを地球に刻むのか?」というテーマで、同社の技術が現実世界の課題解決にどのように貢献するかを熱弁しました。
一方「EXHIBITION」では、「BizStack」と「BizStack Assistant」のデモンストレーションが行われ、来場者からは多くの関心を集めました。具体的な事例紹介や、未来の作業現場における活用イメージの提示などを通して、AI-driven IoTの可能性を広く発信することに成功しました。
鉄道業界への貢献と今後の展望
MODEは、JR東日本スタートアッププログラムへの採択を機に、鉄道業界におけるDX推進にも積極的に取り組んでいます。これまでも、鉄道工事現場での実証実験などを実施し、具体的な成果を上げてきました。
「BizStack」は、ヒト、モノ、環境に関するデータを収集・蓄積・活用することで、企業の現場DXを加速させるソリューション型IoTプラットフォームです。ゲートウェイ、データ基盤、BIツールがオールインワンで提供されるため、導入から活用までスムーズに行えます。
MODEは、今後も「BizStack」と「BizStack Assistant」の進化を続け、製造、物流、建設など様々な業界におけるDX推進を支援し、より安全で効率的な作業環境の実現に貢献していくことを目指しています。
MODE, Inc.について
MODE, Inc.は2014年7月に設立されたアメリカ・シリコンバレー発のスタートアップ企業です。創業以来、「現場」のDXに焦点を当て、独自のIoTプラットフォーム「BizStack」の開発・提供を通じて、様々な業界のビジネス変革を支援しています。
2023年6月に発表された「BizStack Assistant」は、現実世界の状況をAIが理解し、自然言語での対話を通じて作業を支援する画期的なソリューションです。MODEは、革新的な技術と高い専門性を活かし、社会全体の進化に貢献することを目指しています。