新たな物流拠点「LF谷田部」の竣工
クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(C&W)が、茨城県つくば市に本格的な物流施設「LF谷田部」を完成させました。2025年1月に竣工式を迎え、地域の物流拠点として期待されています。このプロジェクトは、同社の傘下であるクッシュマン・アンド・ウェイクフィールド・アセットマネジメントが中心となり、設計・施工は株式会社鴻池組が担いました。
魅力的な立地とアクセス
「LF谷田部」は、つくばエクスプレスの「みどりの」駅から約2kmの距離にあり、通勤の便利さはもちろん、常磐道「谷田部」インターチェンジまで約6km、圏央道「つくば中央」インターチェンジからも7kmと、圏内外へのアクセスが非常に優れています。今後、新たなスマートインターチェンジの設置も予定されており、さらにアクセスの向上が期待されます。
また、近隣には60haの面積を持つ工業団地が開発中であり、これにより谷田部エリア全体の産業集積も進むことが見込まれています。
全面改装された多機能施設
新設の「LF谷田部」は、地上4階建てのマルチテナント型物流施設で、延床面積は約80,000㎡を誇ります。これには、荷物用エレベーターが6基、垂直搬送機が12基設置され、テナントのニーズに柔軟に対応。さらに、普通車駐車場170台、トラック待機場7台を完備し、快適な作業空間を提供します。
施設内にはカフェテリアや売店も設けられており、働く方々やドライバーへの配慮も行き届いています。各階は分割可能で、最大6テナントが入居できるため、柔軟な運用が実現可能です。
環境への配慮
「LF谷田部」は、環境性能でも注目されています。建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)で6スター評価、ZEB Ready認証も取得済み。CASBEEのAランクも予定しており、エコビルとしての先進性も備えています。
さらに、災害への備えとして非常用発電機を設置するなど、持続可能性が強化されています。C&Wの田中義幸社長は、この施設が地域経済の活性化や雇用創出に寄与することを期待しています。
施設情報
- - 施設名: LF谷田部
- - 所在地: 茨城県つくば市みどりの南21番1外
- - 土地面積: 36,434㎡
- - 用途地域: 工業地域
- - 延床面積: 80,873㎡
- - 構造: 地上4階建て、鉄筋コンクリート造(部分鉄骨造)
- - 着工: 2023年8月
- - 竣工予定: 2025年1月
- - 認証取得: CASBEE Aランク(新築)認証取得予定、BELS 6スター、ZEB Ready認証
- - 設計・施工: 株式会社鴻池組
この新しい物流施設がつくば市の発展に寄与し、地域経済へのさらなるインパクトをもたらすことが期待されています。