日本発・植物由来バター『Better than Butter』がVEGPRENEUR Awardsで世界的な評価を受ける

植物由来バターが世界の舞台で認められる

日本発の植物性バター「Better than Butter」が、2025年に開催されるVEGPRENEUR Awardsで世界トップ20のファイナリストに名を連ねました。このアワードは全球的なプラントベース製品を対象にしており、100以上の製品の中から厳選される特別な栄誉です。「Better than Butter」は、バター代替カテゴリーにおいて唯一のファイナリストとして、特に注目を集めています。

VEGPRENEUR Awardsとは

VEGPRENEUR Awardsは、評価基準が多岐にわたる国際的なアワードで、味や香りといった「おいしさ」のほか、イノベーションや環境への配慮、マーケットの可能性などが総合的に審査されます。次世代のスタンダードを創出する製品が選ばれるこのアワードにおいて、「Better than Butter」は、その独自性と製品力が評価された形です。

こだわりの原材料

「Better than Butter」は、約96%がココナッツ由来成分で構成されており、トランス脂肪酸ゼロ、コレステロールフリーといった健康志向の消費者にも嬉しい特徴があります。さらに、MCTオイル（中鎖脂肪酸）を含むこの植物性バターは、ヴィーガンやHALAL認証も取得済みということで、多様なニーズに応えています。今後は有機JAS認証の取得も予定されており、その信頼性はさらに高まります。

進出と評価

日本国内でも2025年4月から業務用製品がタカナシ販売によって全国に展開され、シェフたちからは「バターのように使える」「サクサクのクロワッサンが焼ける」と絶賛されています。2026年1月にはアメリカのスーパーマーケットへの進出も見込まれており、全米に向けた販路拡大が期待されます。顧客の期待に応えるため、サンディエゴでの「Fancy Food Show」やロサンゼルスでの「Natural Products Expo」などにも出展予定です。

代表のコメント

「Better than Butter」の代表である荻野みどり氏は、次のように話しています。「私たちの製品が選ばれたことに心から感謝しています。『わが子に食べさせたいか？』という問いから始まった私たちの試みが、世界的に評価されることは必然だったのだと思います。」荻野氏は、“地球・動物・人”すべてに優しい新しいバターのスタンダードを作るという挑戦を続けています。未来には「バターの5%をより優しい選択肢に変える」との目標に向かって、一歩ずつ実現していく所存です。それが、次世代の食文化の変革につながることを信じて。

VEGPRENEURの活動

VEGPRENEURは、ニューヨークとロサンゼルスで活動するコミュニティで、プラントベースの起業家や投資家が集まる場所です。このアワードは、その活動の一環として、地球にやさしいビジネスの成長を目指して実施されています。

日本が誇る「Better than Butter」の挑戦が、今後どのように世界の食卓を変えていくか、期待が膨らみます。多くの人々がこの植物性バターを手に取る日も近いでしょう。