第1回防災X(トランスフォーメーション)フォーラムの開催
株式会社日経BPが主催する「第1回防災Xフォーラム」が、2025年8月29日(金)に大崎ブライトコアホールで開催される予定です。このフォーラムは、国、自治体、民間企業などの関係者が集まり、現在の防災環境を見つめ直すための貴重な機会を提供します。
フォーラムの目的
本フォーラムは、防災思想の進化を促進することを目的としています。特に、災害の激甚化や人口減少が進む中で、国が主導する新たな防災の在り方を模索する必要があります。デジタル技術の活用を通じて、防災力を向上させ、関係者間の信頼構築と情報共有の振興が求められています。
フォーラムでは、自治体や中央省庁の職員、さらには民間企業や防災団体の担当者が共に集い、これからの防災に関する意見交換が行われる予定です。特に、災害の発生時にどのように人を支援するかがテーマとなります。
開催概要
フォーラムは、午前と午後に分かれて行われます。午前のキーノートセッションには、石川県前副知事の西垣淳子氏、内閣官房防災庁設置準備室参事官の御手洗哲郎氏、気象予報士でもある弁護士の岡本正氏が登壇し、それぞれの視点から防災に関連するテーマについて講演を行います。具体的には、能登半島地震を通じて得た教訓や防災庁設置に向けた取り組み、そして制度がどのように変わるのかといった重要な話題が議論されます。
午後のセッションでは、地域の支援がどのように人の支援へと転換されるのかをテーマにしたワークショップが予定されています。ここでは、実際に能登半島地震の対応に携わった専門家と参加者が共に意見を交わし、具体的な施策について考えます。
参加方法と概要
フォーラムへの参加は無料で、事前登録が必要です。会場参加とオンライン参加を選ぶことができるため、全国から多様な視点が集まることが期待されています。日経BPが主催し、防災DX官民共創協議会や一般社団法人耐災害デジタルコーディネーションセンターなどが協力しています。
また、本フォーラムでは、これまでに行われてきた防災活動の振り返りを通じて、これからの防災において必要な支援の形を模索することが重要視されています。
今後の展望
本フォーラムは、能登半島地震での経験を鑑みながら、全国の知恵を結集して新たな防災の在り方を推進していくことを目的としています。そのため、参加者の積極的な意見や提案が求められる場となります。日経BPの井口社長は、「このフォーラムが、新しい防災立国の実現に向けた第一歩」と期待の言葉を寄せています。
このように、多様な関係者が集まる場で何が議論され、どのような結論が導かれるのか、全国の防災に携わる皆さんの参加をお待ちしています。