GMO、MCPサーバー公開
2025-08-04 16:20:02

GMOペイメントゲートウェイ、国内初のOSS MCPサーバーを公開しAgentic Commerce時代に備える

新たな潮流、Agentic Commerceの幕開け



GMOペイメントゲートウェイ株式会社(以下、GMO-PG)とその連結会社であるGMOイプシロン株式会社(以下、GMO-EP)は、2025年8月4日にオンライン決済インフラ「fincode(フィンコード) byGMO」のMCP(Model Context Protocol)サーバーをオープンソースソフトウェア(OSS)としてGitHubに公開しました。この取り組みは、AIエージェントが自律的に経済活動を行う「Agentic Commerce」時代の到来を見据えています。これにより、開発者は「fincode byGMO」のMCPを自由に利用し、AIエージェント同士が直接取引を行う環境が整います。

背景と現状



近年、生成AIの進展によって、生活からビジネスに至るまで、AIを活用した効率的な意思決定が増えてきました。特に海外では、AIエージェントが商品やサービスを自律的に検索し、比較、購入、決済に至るまでの一連の流れが整備されています。しかし、日本国内では、決済サービスプロバイダー(PSP)によるAIエージェントとの接続対応が十分には進んでいませんでした。

GMO-PGはこのような背景を踏まえ、国内PSPとして初めて「fincode byGMO」のMCP対応を実現。AIエージェントが決済機能を利用できる仕組みを開発することで、業界のイノベーションを推進しています。

MCPサーバーの機能



MCPサーバーを活用することで、主に以下の機能が実現可能です。

1. 開発ドキュメントの検索:開発者が決済システムに関する質問をAIに投げることで、必要な技術情報を即座に取得できます。これにより、開発者は無駄な手間を削減し、効率的に開発を進めることが可能になります。

2. リダイレクト型決済URLの作成:ノンエンジニアの方でも普段利用するAIと対話するだけで、瞬時に決済機能を構築できるため、非常に直感的なUI/UXが提供されています。

このような柔軟性によって、幅広い開発環境や用途に対応できる点が魅力です。

今後の展望



GMO-PGは今後もAI技術と決済インフラを融合させることで、さらなる革新を図ります。AIネイティブな決済環境の構築を目指す中で、新しいユーザー体験やサービスの提供に努めます。特に、AIスタートアップ企業との連携を深めながら、技術の進化を加速させる取り組みを続けていく所存です。

具体例と導入メリット



実際に、GMO-PGのMCP対応に対して、企業からはポジティブなフィードバックが寄せられています。例えば、決済リンクを簡単に一貫したフローで発行できる点や、整理されたAPIドキュメントのおかげで開発工数を削減できたという声が多く聞かれます。

また、AIを通じて複数のツールと連携できることは、今後のビジネスモデルに大きな柔軟性をもたらします。このように、決済機能の実装が容易になることは、キャッシュレス社会において新たなビジネスチャンスを創出することになります。

まとめ



GMOペイメントゲートウェイの新たな取り組みは、AIエージェントとの連携を通じた新しい経済活動を支える重要なステップです。自律的に取引を行う未来に向けて、今後ますますの技術革新とサービスの向上が期待されます。

詳しくは、fincode byGMOのGitHubページをご覧ください。


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会社情報

会社名
GMOインターネットグループ
住所
東京都渋谷区桜丘町26-1セルリアンタワー
電話番号
03-5456-2555

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