横浜の医療現場を変える:DX推進で看護業務を革新する取り組み
横浜の医療現場を革新する新たな取り組み
2026年1月、神奈川県横浜市に位置する医療法人裕徳会の「よこはま港南台地域包括ケア病院」と、株式会社ディー・エヌ・エーの子会社である株式会社アルムが業務協定を締結しました。今回の連携は、医療現場におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)を進め、特に看護業務の効率化を目指した重要なステップです。
日本の医療界は年々、複雑な課題に直面しており、高齢化社会が進む中で特に看護の現場は業務の負担が増加しています。多くの看護師は、日常業務として書類作成や情報の共有、医療チームとの調整に多くの時間を奪われ、本来重要視されるべき患者とのコミュニケーションや個別ケアに十分な時間を割くことができずにいます。この状況は、看護の質に直接的な影響を及ぼし、医療従事者自身の士気にも関わる深刻な問題です。
このような背景のもと、両者は次のような目的を掲げ、協力していくこととなりました。
1. 現場の課題抽出:病院および医療従事者の現状、特に看護業務における問題を把握し、ICT技術を利用した解決策を探る。
2. 理想の実現:医療従事者が快適に働き、やりがいを持ちながら、患者と医療従事者双方に安全な医療を提供できる環境を整えるマモデルを構築。
3. 効果的な実践:協定に基づく課題の抽出とソリューションの実施、さらにその効果を検証していくことで、地域医療機関における業務効率化のモデルケースとなること。
この取り組みは、全国に広がる医療現場の持続可能性に向けて、他の医療機関への展開も視野に入れています。
看護師の声を大切に
「よこはま港南台地域包括ケア病院」の院長、神谷周良氏は、看護師たちの現場での努力と叫びを反映したいと語ります。現状では、患者のそばで寄り添う時間が奪われており、多くの看護師が「もっと患者と話したい」という願いを抱きながらも、業務に追われる日々が続いています。万一この現状が続けば、医療の質自体が保たれなくなる危険性があると懸念しています。
このため、看護業務の効率化を進めることで、看護師たちが患者に向き合う時間を取り戻すことを目指しています。また、この取り組みは単に人材不足の解消に留まらず、看護の本質を再確認し、「人にしかできない看護」を取り戻す挑戦でもあります。
技術の力で新しい医療へ
株式会社アルムの菅原賢太副社長は、地域のニーズに応える医療提供を重視し、ICTやAIの活用によって医療現場の進化を図っていくことを強調しています。医療現場での効果的なICTソリューションの提供を通じて、医療従事者の業務の効率化と患者への公平な医療提供を実現することが会社としての使命です。
まとめ
「よこはま港南台地域包括ケア病院」と「株式会社アルム」の連携は、医療現場のDX推進において大きな可能性を秘めています。今後、この取り組みから得られた知見や成功事例を他の地域医療機関へと広げることで、日本全体の医療提供体制のサステナビリティに貢献できることを期待しています。医療従事者が患者と向き合う時間を取り戻し、質の高い看護が根付く未来を目指して、両者は力を合わせて挑戦していくことでしょう。
会社情報
- 会社名
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株式会社アルム
- 住所
- 東京都渋谷区渋谷2-24-12渋谷スクランブルスクエア
- 電話番号
-
03-4361-2650