社会構想大学院大学がかつらぎ町と地域活性化協定を締結

地域との協力で持続的な発展を目指す

2025年9月25日、東京都港区に本部を置く社会構想大学院大学が、和歌山県かつらぎ町役場と包括的な地域活性化に向けた連携協定を結びました。この協定は、教育や研究の活動を通じて地域の課題を解決し、持続可能な発展を促進することを目的としています。

協定の狙い

この協定の基本的な目的は、かつらぎ町と社会構想大学院大学が互いに連携し、地域資源を最大限に活かしながら教育や研究成果を地域の発展に役立てることです。具体的には、地域課題に対する解決策の研究や人材育成が含まれています。これにより、町の持続的な発展に寄与することを目指します。

連携の内容

協定にはいくつかの重要な連携内容があります。具体的には、地域課題解決のための研究活動や提案の推進、人材育成の取り組み、さらにはその他の必要に応じた事項の協議が挙げられます。こうした活動の推進により、町の魅力向上と地域課題への対応が進むことが期待されています。

地域プロジェクトの実施

社会構想大学院大学では、地域プロジェクトマネージャー養成課程を設け、研究生たちは約5ヶ月間にわたって現地調査や文献研究を進めています。そして最終的には、かつらぎ町の地域課題について具体的な政策提言を行いました。提言された内容には、駅周辺の活性化策、地域資源を利用した農産物活用の提案、そして地域住民の参加を促すプロジェクトなどが含まれています。

地域課題に対する提案

発表された具体的な政策提言の一部として、以下のようなタイトルがあります。

- 農産物を活用した地域活性化（日本版ナパバレー構想）
- かつらぎ町 SOCIALLY STATION（妙寺ベース）
- 市民参加妄想プロジェクト＆防災機能で関係人口を増やす
- 「ほりにし」を活用したかつらぎ町ブランド力の向上について

最終発表会では、研究生たちが自身の提言を発表し、中阪町長からも講評を受けました。町の象徴である『K』をモチーフにしたポーズをとる中阪町長と町職員、教員、そして研究生たちの姿は、連携に対する期待感を感じさせます。

将来に向けた計画

今後、社会構想大学院大学とカツラギ町は協定に基づく取り組みを持続的に進め、地域の魅力向上や課題解決に積極的に貢献していく方針です。この協定は、地域活性化に向けた新しい道を切り拓く重要な第一歩と言えるでしょう。

学校法人先端教育機構について

社会構想大学院大学は2017年に設立され、コミュニケーションデザイン研究科や実務教育研究科、社会構想研究科など様々な学科を提供しています。本学は、地域貢献や教育改革を目指し、多様な専門性を持った人材の育成を行っています。地域のニーズに応じた教育と研究の融合が、持続可能な未来に向けた原動力となることでしょう。
詳細は大学院の公式サイトでご覧いただけます。