オキツモの新潤滑コーティング
2024-08-28 09:49:53

新しいゴム用潤滑コーティングがPFAS規制に対応!オキツモのNTBX-139とは

新たなゴム用潤滑コーティング「NTBX-139」が登場



オキツモ株式会社は、環境への配慮を重視して開発した新しいゴム用潤滑コーティング「NTBX-139」を2024年8月下旬からプロトタイプとして提供します。この製品は、主に欧州や米国で進行中のPFAS(有機フッ素化合物)に関する規制を受けて、フッ素を含まない素材を必要とするニーズに応えて生まれました。

商品開発の背景と目的


近年、環境規制が厳格化する中で、特にフッ素を含む製品に対する需要が低下しています。ゴム製品においても、滑り性を確保するためにフッ素による表面処理が一般的でしたが、フッ素以外の選択肢が求められています。オキツモはこの需要に応えるべく、優れた潤滑性と非粘着性を持つ「NTBX-139」を開発しました。

NTBX-139の特長


優れた性能


「NTBX-139」は、フッ素コーティングに代わる素材としてシリコーンオイルを使用します。このことにより、以下のような高い性能を実現しました。
  • - 静摩擦係数:0.13~0.17
  • - 動摩擦係数:0.05~0.07
これにより潤滑性が向上し、さまざまなゴム製品に適用できる期待が持てます。

食品衛生法への適合


このコーティング剤は、食品に接触する可能性のある製品(例:炊飯器や水筒など)にも対応しています。特にゴムパッキンやガスケットなど、食に関連する製品での安全性が考慮されています。

商品の仕様


「NTBX-139」の商品概要は以下の通りです。
  • - 発売日:2024年8月下旬
  • - 容量:10kg(少量サンプルの希望も相談可)
  • - 色調:クリアー、黒、白
  • - 適用基材:NR、NBR、EPDMなど
  • - 詳細URLオキツモ公式サイト

開発の次のステップ


さらに、オキツモではシリコーンゴム用の潤滑コーティング「NTBX-268」も開発しています。この製品は、難密着素材とされるシリコーンゴムにも適用可能で、より高い性能が期待されています。

会社概要


オキツモ株式会社は1945年に設立され、耐熱塗料やフッ素樹脂塗料の製造販売を行っています。代表取締役社長の山中重治氏が率いる同社は、業界において長年の信頼と実績を誇ります。所在地は三重県名張市蔵持町芝出1109-7で、詳細はこちらを参照してください。

お問い合わせ情報


「NTBX-139」に関するお問い合わせは、オキツモ株式会社 新領域開発部マーケティング課市場開拓グループの濱谷眞まで。電話0595-62-7576、もしくはお問い合せフォームからご連絡ください。

この新しい潤滑コーティングが、どのように市場に貢献するのか、今後の展開が期待されます。


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