鳥取県とオミカレが手を組み、未婚化対策を加速する新たな婚活支援の展開

鳥取県とオミカレが手を組み、未婚化対策を加速

株式会社オミカレ（以下オミカレ）は、出会いと結婚を希望する人々へサポートを提供する中で、鳥取県と連携協定を継続し、地域ならではの婚活支援を強化しています。2024年度から始まったこの取り組みにより、持続可能な婚活支援を全国に広げることを目指しています。

鳥取県における婚活の現状と課題

近年、鳥取県では約10年間で出生数が1000人減少し、未婚率が上昇するなど、多くの地域と同様に少子化の影響が深刻化しています。特に若者の都市部への流出が問題とされており、結婚希望者と出会う機会が減少する一方です。これを受け、鳥取県は2015年に「とっとり出会いサポートセンター・えんトリー」を設立し、さまざまな施策を通じて県民の婚活を後押ししてきました。それに呼応する形で、オミカレも「出会いが0をZEROにする」というビジョンのもと、新たな出会いの創造を掲げ、連携協定を結びました。

婚活イベントの充実と参加者の増加

2023年12月には、「恋活・婚活応援セミナー」を鳥取市で開催。多様な出会いの手段を探求する講演が実施されました。さらに、2024年5月には「鳥取砂丘×マッチングイベント」が行われ、20代から30代の男女100名が参加。ここでのマッチング率は驚異的な6割を超え、参加者の平均年齢は30.9歳と、若年層の新たな出会いの機会が創出されました。このイベントは官民連携による成功事例の一つとなりました。

交流会を通じた出会いの幅広さ

「えんトリー」との連携により、オミカレの会員と出会いサポートセンターの会員が集まる交流会も積極的に開催されています。2025年1月に行われたイベントには18名が参加し、複数のカップルが誕生。さらには相互マッチング企画が実施され、40名以上が新たに出会うチャンスを得ています。計91名の応募があり、その中から４組のカップルが誕生するという成果を収めています。このように、官民の協力によって意欲的なマッチングが行われているのです。

情報共有とネットワーク構築の重要性

2024年7月には、全国の自治体を対象に、「オミカレ婚活サミット2024」を開催し、成功したマッチングイベントの事例を基にした情報共有が行われました。参加した110名以上の自治体担当者からは次回開催への期待が高まり、出会いの支援に関するネットワーク構築への取り組みが更に進展しています。

未来に向けた展望と新たな取り組み

2025年度には、オンラインとオフラインを組み合わせた「出会い4.0」の概念を通じた新たな出会い支援を進めていきます。活発なイベントやセミナーを通じて若者の結婚意欲を高め、出会いの場を拡大することを目指します。さらに、他の自治体との情報発信を通じて婚活支援を強化し、全国的な少子化対策へも寄与していく考えです。

代表者のコメント

鳥取県の長谷川和宏氏は、オミカレとの連携により「カップル倍増プロジェクト」の取り組みの発展を期待し、イベントの大成功を喜びました。一方、オミカレの下永田社長も、異なる背景を持つ人々の出会いの場を拡充するために、来年度もさらに多様な施策を展開することを約束しています。全ての人々に新たな出会いの機会を創造するために、両者が力を合わせて進めていく姿勢が強調されています。