ESG評価AIエージェント
2025-04-15 11:07:53

HEROZとNZAM、ESG評価特化型AIエージェントを開発し2025年業務開始予定

HEROZとNZAMが手がけるESG評価特化型AIエージェント



HEROZ株式会社は、農林中金全共連アセットマネジメント株式会社(NZAM)との協力により、ESG評価に特化したAIエージェントを開発しました。この新しいシステムは、企業の公開情報を自動で収集し、効率的に評価を行うことを目指しています。そして、本システムの業務適用は2025年6月に開始される予定です。

システムの特徴と背景



このAIエージェントは、上場企業が公開する情報をもとに、57項目にわたるESG評価を行います。それぞれの評価には、提示された根拠が伴い、評価の透明性が確保されます。利用される技術として、複数の大規模言語モデルが組み込まれており、業務知識を再現することで高精度な評価を実現します。

現在のESG評価は、時間とリソースを大量に必要とし、そのために対応可能な企業数が限られてしまっています。評価には、1銘柄あたり数時間もかかるため、投資先も時価総額の大きな企業に偏ってしまうのが現実です。

さらに、ESG評価が各評価者の主観に依存しているため、一貫した評価が行われていないという問題もあります。また、最新の情報が反映されるタイミングと評価時点にズレが生じることも課題でした。

課題解決に向けた取り組み



HEROZとNZAMは、こうした課題を解決するために共同開発したこのAIエージェントにより、いくつかの価値を創出することができるようにしました。主なポイントは以下の通りです:

  • - 適時性・即時性: AIが毎日最新情報を反映し、変化に即したESG評価が可能になる。
  • - スケーラビリティ: 従来の人的リソースの制限をクリアし、TOPIX採用銘柄全体に対応可能。
  • - 統一性・定量性: すべての評価をAIによって行うことで、一貫性と定量的評価が実現。
  • - 対話内容の充実: エンゲージメント業務に必要な時間を短縮することで、企業との対話により多くのリソースを割けるようになる。

今後の展望



現在、HEROZとNZAMのプロジェクトはPoC(概念実証)を完了し、高精度なシステムが稼働する準備が整いつつあります。このAI導入が実現することで、エンゲージメント内容の質が向上し、持続可能な資本市場の成長にも寄与することが期待されます。

さらに、このAIを用いた企業評価は、対話内容も含めたモデルへと発展させる計画があります。今回の取り組みについては、2025年4月15日から17日まで東京ビッグサイトで行われる「第9回 AI・人工知能 EXPO【春】」でも正式に紹介される予定です。ESGの未来に関心のある方は、ぜひ会場で最新情報をご確認ください。

HEROZのビジョンと取り組み



HEROZは、AIの可能性を最大限に引き出し、全く新しい未来を創造することを目指しています。看板商品である将棋AIを生かした研究開発をはじめ、生成AIの活用など様々なビジネス領域での実践的なAI活用に挑戦しています。私たちの技術が産業にパラダイムシフトを起こし、より良い社会の構築に寄与することを信じています。


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会社情報

会社名
HEROZ株式会社
住所
東京都港区芝5-31-17PMO田町7F
電話番号

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