マネーフォワードが株式会社シャトクをグループ会社化し社宅管理サービスを強化

マネーフォワードがシャトクをグループ会社化

株式会社マネーフォワードは、2023年10月にSaaS型社宅管理システムを提供する株式会社シャトクをグループ会社として迎えることを決定しました。このニュースは、両社の新たなシナジーを生み出し、福利厚生サービスの強化を図る狙いがあります。

株式会社シャトクについて

シャトク社は中小企業および中堅企業を主な対象とした「シャトク福利厚生賃貸」という社宅管理システムを運営しています。このシステムは企業が福利厚生として社宅制度を導入する際、必要なシステム面とプロセスの構築を支援します。具体的には、従業員が契約している賃貸物件を法人名義に変えることで、手取り収入を増やし、コスト削減を実現する仕組みとなっています。

マネーフォワードのビジョン

マネーフォワードは「ビジネスを前へ。働く人をもっと前へ。」というミッションのもと、2020年10月には中堅企業向けのクラウド型ERP「マネーフォワードクラウドERP」を発表し、バックオフィス業務の全体を網羅したサービスを提供しています。特に、人事や勤怠管理の領域においては、信頼されるパートナーとして事業を展開してきました。

グループ会社化の目的

今回、シャトクをグループ会社化することにより、いくつかのシナジーを期待しています。まず、両社のサービスの連携により、顧客体験の向上が見込まれます。「シャトク福利厚生賃貸」と「マネーフォワードクラウド給与」が連動することで、ユーザー個々の給与控除を自動化することができます。また、会計関連のサービスとの連携により、バックエンドの作業負担が軽減されるのです。

さらに、両社の顧客基盤を生かして、クロスセルによるマーケティング・セールスの強化をいち早く進め、事業の成長を加速させる考えです。