パニック障害を克服するための新しいセルフケアメソッドが登場

パニック障害改善の新たな一歩

2025年4月14日、河出書房新社から刊行される『影森式パニック障害改善メソッドセルフワークBOOK』。この本は、著者の影森佳代子さんが自身の経験に基づいて創り出した、セルフケアの実践書です。影森さんは、鎌倉の鍼灸院を開業して20年以上にわたり、約2万人のクライアントを支えてきた実績を持つ鍼灸師兼心理カウンセラーであります。

この新刊は、パニック障害に苦しむ人々に向けて作られています。例えば、「電車に乗れない」や「美容院でじっとしていることができない」といった悩みを抱える方が多いことを知り、影森さんはどうしても改善したいとの思いからこのメソッドを開発しました。

影森式メソッドの特長

影森式メソッドは、東洋医学と西洋医学の知見が融合した、新しいセルフケアのアプローチを提供します。具体的には、鍼灸による体の調整と、心理的アプローチを組み合わせた方法で、心と体の不調を緩和します。特に、「おもち呼吸法」や「お守りツボ」など、日常生活に取り入れやすいメソッドを採用している点が魅力です。

読者はQRコードを通じて、影森さんの誘導ボイスを聞きながらセルフケアを行うことができます。忙しい日常の中でも一人で実践しやすく、まるで個別セッションを受けているかのような感覚が味わえるのです。

彼女自身の克服体験

影森さんは、自らもパニック障害を経験しました。そのため、彼女が考案したメソッドには、リアルな苦しみや克服のプロセスが反映されています。心理カウンセラーとしての視点と、鍼灸士としての実践経験を持つ彼女だからこそできるアプローチです。

多くの方々から寄せられる感謝の声の一方で、「読んでいることさえ辛い」という意見もありました。この本は、そうした方々にも配慮した設計になっており、文字が少なく、音声によるサポートが充実しています。

誰でもできるセルフワーク

書籍は128ページから成り、ストレスや心身の不調に悩む方たちが一歩を踏み出せる手助けをします。影森式メソッドを実践することで、読者は電車に乗ったり、外出先での行動範囲を広げたりすることが期待できます。

今までの本では得られなかった安心感を感じられる本書は、特にパニック障害を抱える方々に向けた、優しく親身な内容です。自身の心と体の変化を日々実感しながら、新しい生活へと歩みを進める手助けになることでしょう。