名古屋市と株式会社エポスカードが共同で開発した「名古屋城 エポスカード」が、城の復元プロジェクトを支援するための新たな取り組みとして登場しました。このカードは、名古屋城天守閣の整備事業に寄付が行われる仕組みがあり、ユーザーが日常的に利用することで歴史的文化財を守ることに寄与できるのです。
名古屋城は日本の城郭において重要な歴史的存在であり、その天守閣はかつて日本最大級の木造建築として名を馳せていました。1930年には国宝として指定されましたが、戦争による焼失の後、1959年に鉄骨鉄筋コンクリートで再建されました。しかしその後約60年が経過し、耐震性や設備の老朽化といった問題も指摘されています。
名古屋市では、昭和初期に残された史資料や江戸時代の記録をもとに、可能な限り忠実に木造天守の復元を進めています。この「名古屋城 エポスカード」は、都市の支援プロジェクトの一環で、利用者が新規にカードを作成するごとに1,000円が寄付される仕組みです。これにより、名古屋城の復元や整備活動を直接支えることができます。
さらに、エポスカードの利用によって得られるポイントの一部も城の保全活動に寄付されます。特に、エポスポイントは200円の利用ごとに1ポイント貯まりますが、その0.1%分が名古屋城の保全活動に活用されるのです。これにより、クレジットカードという日常的な決済手段を通じて、私たちの生活が歴史の保護につながるのです。
名古屋城 エポスカードは、ただのカードではなく、過去から現在、さらに未来へと続く”お城を守る”ための新しいスタイルの支援方法といえます。カードデザインには、名古屋城のシンボルである金鯱や、墨絵師の御歌頭氏による迫力あふれるデザインが取り入れられています。これにより、カードを手にした瞬間から名古屋城の歴史的美しさを感じることができるでしょう。
また、このカードを入手することで特典も用意されており、新規入会後3ヶ月以内に100,000円以上を利用すると、名古屋城の巡りに便利なオリジナルサコッシュがプレゼントされます。このアイテムは城下町を歩くのにぴったりなサイズで、当時の武将たちの足跡を追う旅をより楽しむためのものとなっているのです。
名古屋城に対する愛情と歴史へのリスペクトを込めて発行されるこのエポスカードは、名古屋市の自治体やエポスカード自身が手を組んで地域貢献に取り組む一環でもあります。名古屋市内の商業施設との連携を通じて、文化やスポーツの振興に寄与したいというエポスカードの強い意向が背景にあります。
さらに、名古屋城 エポスカードの発行を記念して、定期的に行われるイベントも計画されています。新規入会者には特別なアイテムが贈られるなど、コラボレーションの魅力をさらに高めています。
このように、「名古屋城 エポスカード」は単なる支払手段にとどまらず、未来へと続く歴史文化の継承と保護を担う重要な役割を果たします。名古屋城を訪れる際には、ぜひこのカードを手に入れて、その魅力を実感してみてください。日本の美意識や精神性を学び、また次の世代に伝えるための架け橋として、多くの方々にこのプロジェクトを支えていただきたいと思います。