自立支援型介助ロボット『すくっとたてる君』が介護・福祉EXPOで初公開！

自立支援型介助ロボット『すくっとたてる君』が初公開

有限会社あいネットが、2025年10月から11月にかけて複数の介護・福祉関連展示会で自立支援型立位介助ロボット『すくっとたてる君』をお披露目します。このロボットは、介護現場に革命をもたらすツールとして期待されています。

概要

あいネット（本社：奈良県天理市）は、介護保険サービスを提供しつつ、26年以上の経験を持ち、介護者や利用者に寄り添ったサービスを実践してきました。これまでの介助方法とは異なり、『すくっとたてる君』は利用者自身の力を活用して自立した動作を引き出し、従来の「持ち上げる介助」を排除します。これにより、利用者の自立を促進し、介護職員の身体的負担を軽減する仕組みです。

特徴と効果

このロボットの最大の特長は、利用者が自力で立ち上がることを支援することです。こうしたアプローチは、次のような三つの効果をもたらします。
1. 利用者の自立促進：利用者が自主的に立ち上がることで、精神的な満足感を得ることができます。
2. 介護職員の負担軽減：介助者が物理的に重い利用者を持ち上げる必要がなくなるため、腰痛などのリスクを軽減できます。
3. 全体的なケアの質向上：利用者に対する優しさと思いやりのあるケアが実現し、全体の質が向上します。

あいネットの理念「介護する側も、される側も安心し、希望を感じられる介護」を実現するため、このロボットはデザインされました。実際、介護現場でのリアルな経験とバイオメカニクスの理論が融合し、革新的なプロダクトへと昇華しています。

実績と利用事例

有限会社あいネットがこれまでに取り組んできた事例からも、『すくっとたてる君』の有用性が明らかです。ある95歳の女性は、自宅の浴室で転倒し、退院後はオムツと車いすに頼らざるを得ない状況でした。しかし、同社の力を使わない介助技術によって、トイレで排泄できるようになり、筋力の向上も見られました。また、脳梗塞の影響で左半身に麻痺があった85歳の女性も、毎日のトイレへの移動を通じて下肢筋力が回復し、安定した立位が実現しました。

展示会情報

『すくっとたてる君』は、以下の4つの展示会で体験することができます。
1. 第8回介護・福祉EXPO (幕張メッセ)
- 開催日: 2025年10月1日～3日
- 主催: RX Japan株式会社

2. しんきんビジネスフェア2025 (ポートメッセなごや)
- 開催日: 2025年10月10日
- 主催: ビジネスフェア2025実行委員会

3. 大阪ケアウィーク (インテックス大阪)
- 開催日: 2025年10月15日～17日
- 主催: ブティックス株式会社

4. 令和7年度福祉用具セミナー・展示会 (クローバープラザ)
- 開催日: 2025年11月6日
- 主催: ブティックス株式会社

これらのイベントでは、スタッフが常駐し、介助する側とされる側双方の体験が可能です。また、実際のデモンストレーションも行われ、参加者はロボットの機能を実感できます。

未来の展望

あいネットは、介護現場を知る企業でありながら、製造や開発の専門家ではありません。そのため、ロボットの製造や販売に協力できるパートナーを探しています。次世代の介護を共に創り出す仲間を求めています。この革新的な自立支援型ロボット『すくっとたてる君』が、全国そして世界中で利用される日を目指して、私たちは邁進していきます。これからの介護が変わる瞬間を、ぜひ体感しに来てください。