興和不動産のエネルギー見える化システム導入
興和不動産株式会社は、2012年7月より自社が保有している全国54のオフィスビルにおいて、画期的なエネルギー見える化システムを導入しました。このシステムは、テナント企業がいつでもエネルギー使用量を確認できることを目指しており、持続可能な環境を実現するための重要な一歩となります。
エネルギー使用量の見える化とは
エネルギー使用量の見える化システムは、具体的には日本ファシリティ・ソリューション株式会社が提供する「@Energy」を基盤としており、興和不動産独自のビル管理システム「興和BMS」と連携しています。このシステムは、エネルギー消費およびCO2排出量を一元的に管理することが可能なASPサービスです。
今回導入されたシステムにより、テナント企業は過去のエネルギー使用量を簡単に確認でき、データ出力も手軽に行えるため、省エネ法や各自治体の法令に準拠したエネルギー使用量の把握・報告が大幅に改善されることとなります。特に東京都港区の「品川インターシティ」など、10拠点では、より詳細なリアルタイムでの電力消費監視システムが順次導入され、自社の消費エネルギーに対する意識をさらに高めることに貢献します。
環境負荷低減への取り組み
近年では、経済や産業界において企業がエネルギー消費を削減し、環境負荷を低減することが求められています。特に2009年に施行された省エネ法の改正以降、企業単位でのエネルギー消費の把握と報告が義務化されています。興和不動産は、2011年に政府からの節電要請を受け、所有するオフィスビルでピーク電力を25.8%削減することに成功しました。このような背景の中、新システムの導入は企業としての責任を果たすための重要な選択となりました。
興和不動産の環境への姿勢
興和不動産では、2010年にエコロジー推進委員会を発足し、環境負荷の低減に向けた様々なプロジェクトを展開してきました。その中で開発した「赤坂インターシティ・ホーマットバイカウント」や「品川インターシティ」は、東京都の優良特定地球温暖化対策事業所に認定されるなど、環境に配慮した取り組みが評価されています。
同社は「人に、まちに、社会に貢献します」という企業理念を基に、今後も環境負荷の低減を推進し続ける方針です。
会社情報
興和不動産株式会社は、東京都港区に本社を構えており、従業員は1,038名を擁します。オフィスビルの賃貸・管理や外国人向けの高級マンションの管理など、多岐にわたる事業を展開しています。興和不動産は、地域社会に根ざした企業として、持続可能な社会づくりに取り組んでいます。詳細情報は
公式ウェブサイトをご覧ください。