ゴールドカードの若者事情
最近、株式会社NTTドコモが実施した「ゴールドカードに関する若者の意識調査」が注目を集めています。この調査によると、18歳から29歳の若い世代において、ゴールドカードが非常に身近な存在となっていることが明らかになりました。特に、29歳以下のゴールドカード保有者の中で、最も多い取得年齢は20歳であり、20代前半のうちに取得した人は実に8割以上にのぼります。
若者にとってのゴールドカード
調査の結果、クレジットカード契約者の中でゴールドカードを持つ人は、18~29歳の層の中で全体の16.2%を占めています。ゴールドカードの取得年齢は20歳、さらに全体の平均は22歳というデータから、若年層がシニアの世代よりも早い段階でゴールドカードを手に入れていることが分かります。これにより、ゴールドカードはこれまで以上に若者に親しまれる存在になっています。
賢い選択としてのゴールドカード
面白いことに、調査によれは未保有の18~29歳の層の約60%がゴールドカードを保有したい意向を持っています。特に、四人に三人が「おトクなゴールドカードを選ぶのは賢い選択だ」と感じていることから、コストパフォーマンスが重視される傾向が強まっているようです。また、同世代の友人がゴールドカードを持っていると少し羨ましいと思う割合も62.5%に達するなど、カードを持つことに対する憧れがあることも明らかになっています。
選ばれる理由は“おトクさ”
調査では、18~29歳のゴールドカード保有者がそのカード選択に至った背景として、「ポイントやマイルが貯まりやすかったから」が27.6%で最も多く、続いて「特典が魅力的だったから」が20.6%という結果が出ています。これに対し、未保有でも持ちたいという人たちの中では、60%が「年会費がかかっても、それに見合ったポイント還元や特典があること」を求めているとのこと。
このように、特典やポイント還元の魅力が若者のゴールドカード選択において重要な要因となっています。さらに、関連して、発行元の企業が安心できることも条件として挙げられており、ポイント還元に安心感を加えた形での選択が行われているようです。若者世代のクレジットカードに対する意識の変化が見受けられます。
おトクさを追求する若者たち
ドコモが昨年に実施した「ポイ活に関する調査」でも明らかになった通り、若者たちはお買い物労力の中でもポイントを貯めることに重きを置いています。ポイ活は現在多くの若者にとっての新たなライフスタイルとなりつつあり、その中でクレジットカードの選択におけるポイント還元の重要度が増すのは自然な流れでしょう。
新たなゴールドカードの登場
そうした背景を受けて、ドコモは若者向けの新しいゴールドカード「dカード GOLD U」を2024年11月に提供開始する予定です。この新カードは、充実したポイント還元と特典を提供し、若い世代のニーズに応えています。物価上昇など経済的な困難が続く中で、カード選びの基準がステータスからおトクさへと移行していることを示す一例です。ぜひ、今後の展開にご期待ください!