元マラソン選手 加納由理が新たな挑戦へ
元日本代表マラソン選手の加納由理氏が、5年の現役引退を経て新たに『株式会社カノウ考務店』を設立しました。加納氏は、この会社設立を通じて、アスリートとしての経験を社会で生かすことを目指すと述べています。彼女のテーマは、引退後もアスリートたちが「進化し」「止まらず」「自律」を持って生きること。
加納由理の足跡
加納氏は兵庫県の高砂市出身で、私立須磨女子高等学校から立命館大学経済学部に進学しました。彼女は陸上競技の長距離種目で無類の強さを誇り、卒業後には資生堂に入社。2006年には全日本実業団女子駅伝で資生堂を優勝に導き、名古屋国際女子マラソンでは2010年に優勝を果たしました。また、2009年のベルリン世界陸上では女子マラソン日本代表として7位となるなど、その実力を証明してきました。引退後は講演活動を通じて教育にも力を入れ、2018年には新潟県でマラソンイベントをプロデュースしました。
株式会社カノウ考務店の意味
新たに設立された『株式会社カノウ考務店』のコンセプトは、「日本で一番足の速い考務店」。加納氏は、マラソンと人生の共通点を指摘し、スタートしたからには止まることができないと力説します。人生でも失敗を恐れずに再挑戦できることが大切だと述べ、周囲の支えあって成り立つものだと語ります。
加納氏の目指すのは、彼女の会社が「Never Stop Running」をスローガンに、誰かが困難に直面した際に共に考え、走り続ける伴走者たること。この理念をもとに、個々の魅力を引き出し、共に成長できる場を提供することが目的です。
事業内容について
『カノウ考務店』では、以下のような事業を展開する予定です:
- - ランジャニ:ランニングをしながら旅を楽しむプログラム。
- - ランニングパーソナルレッスン:Pan Methodを用いた個別指導。
- - ランニンググループレッスン:Pan Methodを利用したグループレッスン。
これらのプログラムを通じて、多くの人々が身体を動かす楽しさを再発見し、走ることの大切さを実感できるようにしていく予定です。
設立記念オンラインイベント
加納氏は、新会社の設立に伴い、12月18日(金)21時よりオンラインで会社設立の挨拶会を開催することを発表しています。このイベントでは、彼女の理念や今後のビジョンについて詳しく語られる予定です。興味のある方は、この機会を逃さず参加してみてはいかがでしょうか。
日々情熱を持ち続け、多くの人々に影響を与えてきた加納由理。彼女の新たな挑戦に目が離せません。