規格外いちごで食品ロス削減
2023-05-11 11:50:01

規格外いちごで食品ロス削減!「お腹いっぱいいちご」が人気急上昇中!

規格外いちごから生まれた奇跡の商品「お腹いっぱいいちご」



近年、社会問題となっている食品ロス。その中でも、市場に出回る前に廃棄される規格外の農産物は大きな割合を占めています。宮城県亘理郡山元町にある株式会社山元ヒルズファームでは、そんな規格外のいちごに着目し、画期的な商品「お腹いっぱいいちご」を開発しました。

「お腹いっぱいいちご」は、通常商品として販売するには小さすぎる4g以下のいちごを1kgに集めて販売する商品です。驚くことに、その味はブランドいちごに劣らず、甘くジューシー。500円という価格にも関わらず、そのボリュームと美味しさから、多くの消費者に支持されています。

食品ロス削減への挑戦と、その背景



この商品の開発は、代表取締役の小林幸男氏が、廃棄予定のいちごを食べてみたことがきっかけでした。そのおいしさに驚き、規格外いちごの有効活用を思いついたのです。山元ヒルズファームでは、以前は生産量の2.5%のいちごを廃棄していましたが、「お腹いっぱいいちご」の販売開始により、その量は大幅に減少しました。

この取り組みは、SDGs目標12「つくる責任、つかう責任」にも合致しています。食品ロス削減という社会貢献と、消費者に美味しいいちごを提供するという両面を実現している点が大きな魅力です。

未来への展望



山元ヒルズファームの挑戦は、いちごだけにとどまりません。今後はブルーベリー、スイカ、イチジクなど、他の果物にも取り組み、規格外商品の活用による食品ロス削減を推進していく予定です。

株式会社山元ヒルズファームのストーリー



株式会社山元ヒルズファームは、建築小売業から転身した小林幸男氏と、パートナーの森川幸子氏によって2020年に設立されました。小林氏は以前、大動脈解離という重病を患い、生死をさまよった経験があります。その経験から、「助かった命で何ができるのか」を真剣に考え、農業の世界へ飛び込んだのです。

ゼロからのスタートでしたが、今ではいちごを中心に、ブルーベリー、スイカ、イチジクの栽培を行い、冷凍や加工品の開発にも力を入れています。持続可能な農業を目指し、地中熱ヒートポンプ技術といった再生可能エネルギーの導入にも取り組んでいる点も注目に値します。

消費者の声



「お腹いっぱいいちご」を購入した消費者は、そのボリュームと美味しさに大変満足しているようです。家族で取り合いになることもなく、子供にも安心して食べさせられるという声や、ジャムやスムージーなど、様々な用途で活用しているという声が多く寄せられています。

まとめ



「お腹いっぱいいちご」は、食品ロス削減という社会貢献と、消費者に美味しいいちごを提供するという両面を実現した、素晴らしい商品です。山元ヒルズファームの挑戦は、持続可能な農業の未来を切り開く可能性を秘めており、今後の展開が期待されます。

会社情報

会社名
株式会社山元ヒルズファーム
住所
宮城県亘理郡山元町浅生原字東田72-1
電話番号
090-2880-8100

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