AnyMind Group、YouTubeショッピングアフィリエイトプロジェクトを発表
AnyMind Group株式会社は、YouTubeの「ショッピングアフィリエイトプログラム」を通じて、新たなプロジェクトを開始しました。このプログラムは、インドネシア、タイ、ベトナム、フィリピン、マレーシア、シンガポールの東南アジア6ヵ国に焦点を当てています。目的はクリエイターの収益最大化とブランドの販売促進を支援することです。
YouTubeショッピングアフィリエイトプログラムとは
このプログラムは、YouTube動画やライブストリーミングで商品を紹介する仕組みです。商品リンクをタグ付けすることで、視聴者が直接商品を購入できるようになります。クリエイターは、視聴者が商品を購入する際に得られる報酬を受け取ることができます。これにより、ブランドにとっても自然な形での商品アピールが可能となります。
取り組みの背景
AnyMind Groupはこれまで、クリエイターとブランド企業の両方に向けた包括的な支援を行ってきました。例えば、インフルエンサーマーケティングプラットフォーム「AnyTag」を活用することで、ブランドと親和性の高いインフルエンサーの選定を行い、ブランドの認知度向上や売上促進を実現しています。また、クリエイター向けには「AnyCreator」を通じて、収益向上のための機会を提供しています。
支援内容と期待される成果
新たなYouTubeショッピングアフィリエイトプログラムは、クリエイターとブランド企業の双方に新しい収益機会を提供します。特に、視聴者にとっては商品情報が動画の中で自然に溶け込むため、広告感を感じることなく商品を知ることができます。クリエイターはタグ付けされた商品が購入された際に報酬を得られるため、新たな収入源が確保できます。
クリエイター向けの特典
各クリエイターは、自らの動画やライブ配信で商品を紹介することで、視聴者がその場で購入できる流れを作ることができます。これにより、収益を向上させるための新たな手段が提供されます。
ブランド企業向けの特典
ブランド企業は、視聴体験の中に商品情報を効果的に組み込むことで、広告の感覚を軽減しながらプロモーションが行えます。また、データ分析を通じて親和性の高いクリエイターの選定や、効果測定を一括でサポートしています。
これまでの成果
すでに具体的な成功例が報告されています。例えば、タイの人気ガジェット系YouTubeチャンネルを活用したプロジェクトでは、YouTubeショッピングアフィリエイトプログラムを通じて、10万米ドル以上のGMVを記録しました。他にも、タイのテレビ番組やインドネシア、ベトナムの人気クリエイターがこのプログラムに参画し、様々な国で大きなGMVを達成しています。
経営陣のコメント
AnyMind Groupのクリエイターグロース部門の責任者であるキアティサク・ワチャラプルック氏は、「アジアを中心に、プラットフォームとオペレーションの両側面からクリエイターとブランドのニーズに応えていく」と述べました。YouTubeの活用により、認知拡大と収益化を加速させ、今後もマーケティングの質を向上させていくとの意気込みを語っています。
AnyMind Groupについて
AnyMind Groupは、2016年にシンガポールで設立されたテクノロジー企業で、現在はアジア市場を中心に15ヵ国以上に展開しています。ECやマーケティングはもちろん、生産管理や物流など幅広い領域でプラットフォームを提供しており、DX推進と業務効率化に貢献しています。東証グロースに上場している企業でもあり、さらなる事業成長が期待されます。