サントリーホールディングス、CDPからの高評価
サントリーホールディングス株式会社が、環境情報開示を専門とする国際的団体「CDP」から高い評価を受け、「CDP気候変動セキュリティ2024 Aリスト企業」に選出されました。さらに、「サプライヤー・エンゲージメント評価」でも最高評価となる「サプライヤー・エンゲージメント・リーダー」に認定されています。これにより、サントリーは持続可能な未来に向けた取り組みを一層進めていることが証明されました。
昨年の2月、サントリーはすでに「CDP水セキュリティ2024 Aリスト企業」に選ばれており、これによって水の保全に対する長年の努力が評価されています。同社は、水セキュリティ分野で9年、気候変動分野で6年連続して最高評価を獲得しており、サプライヤー・エンゲージメント分野でも5年連続でこの名誉を維持しています。
CDPとはどんな組織か?
CDPは、企業や都市が環境に関する情報を計測、管理、開示し、共有を行うための国際NPOです。その取り組みは、企業の環境情報開示におけるグローバルスタンダードとして広く認知されています。今回の評価では、約24,800社がCDPの質問に回答したことも特徴です。
サントリーグループの企業理念
サントリーグループは、「人と自然と響きあい、豊かな生活文化を創造し、『人間の生命の輝き』を目指す。」という企業の目的を掲げ、創業以来持続可能な社会を目指しています。グループ全体で「水理念」を共有し、工場節水、原料生産、啓発活動に取り組んでいます。日本国内では、「サントリー天然水の森」活動により、汲み上げる地下水量の2倍以上の水を涵養する「ウォーター・ポジティブ」を実現しています。こうした取り組みの一環として、企業向けの水源涵養研修や環境教育プログラム「水育」も展開しています。
気候変動への真摯な取り組み
サントリーは、2050年までにバリューチェーン全体で温室効果ガスの排出を実質ゼロとする目標を掲げています。そのために、2030年までに自社拠点のGHG排出を50%、バリューチェーン全体で30%削減するとしています。特に注目されるのが、6月に発表したグリーン水素の取り組みです。この施策は、サステナブルなエネルギーの活用に向けた大きなステップであり、GHG削減に貢献しています。
サプライヤーとの連携も強化
サプライヤーとの協働も非常に重要な要素です。サントリーは自社のGHG削減活動に加えて、サプライヤーとGHG排出量や削減目標を共有し、共同での活動に取り組んでいます。これらの取り組み全体がCDPから高く評価されたと考えられています。
持続可能な社会へ向けて
サントリーグループは、今後も水のサステナビリティ、再生可能エネルギーやグリーン水素活用によるGHG排出削減、循環経済の推進、生物多様性の保全などに対する取り組みを強化し、グローバルな社会課題の解決に向けて努力していく方針です。持続可能な未来を実現するために、全社員が一丸となってこの理念を推進しています。
詳細な情報は、サントリーグループの
サステナビリティページをご覧ください。また、お問い合わせなどがある場合は、サントリーお客様センターの
こちらからどうぞ。