新技術「S-LEC™」とは
2025-06-18 11:39:22

日産自動車「パトロール」に新たに採用された高機能遮音中間膜の魅力とは

日産自動車「パトロール」に新たに採用された高機能遮音中間膜の魅力とは



2025年の夏、日産自動車のSUV「パトロール」に新たに採用された高機能プラスチックスカンパニーの製品「S-LEC™ Sound Acoustic Film SV」が注目されています。この高機能な中間膜は、単に音を遮るだけでなく、振動音まで低減する性能を持っています。これにより、車内の静粛性を大幅に向上させることが期待されています。

受賞歴と業界への影響



この革新的な製品は、日産自動車が毎年選出している「Global Innovation Award」を受賞しました。この受賞は、日産の製品やブランド力への大きな貢献を示しており、積水化学の技術が高く評価された証でもあります。長らく自動車用合わせガラス業界に携わってきた積水化学は、今後もさらなる革新を目指しています。

SUVの課題と新技術の効果



近年、SUVの需要が高まっていますが、これに伴い車室内の静音性が重要な課題となっています。特に、SUVにおいては、空気抵抗の影響で振動音が強くなることが指摘されています。さらに、エンジン音を発しないEVの普及により、風切り音が著しく顕在化しています。こうしたニーズに応えるために、積水化学は「S-LEC™ Sound Acoustic Film SV」という新しい中間膜を開発しました。

技術の特徴と利点



この新しい中間膜の特筆すべき特徴の一つが、全周波数帯で振動音を低減する能力です。従来の遮音膜では困難だった高周波域(6000Hz以上)のノイズの抑制が可能になり、最大で2.3dBの遮音性能向上が図れます。さらに、ガラスの厚みを薄くすることができるため、軽量化にも貢献し、CO2排出量の削減にも役立っています。

実際のテストでは、フロントガラスとサイドドアガラスでの効果が確認されており、遮音性だけでなく会話明瞭度でも改善が見込まれています。特に、AI値(会話明瞭度)が3.3ポイント向上したとの測定結果もあり、実用性の高さを証明しました。

今後の展望



「S-LEC™ Sound Acoustic Film SV」は、日産自動車の「パトロール」だけでなく、他の車種への採用も進んでいます。将来的には、自動車内の快適性向上やさらなるCO2削減に寄与することが期待されています。合わせガラス業界全体にとって、積水化学の新技術は新しい時代の幕開けを告げるものと言えるでしょう。

まとめ



日産自動車の「パトロール」に採用された「S-LEC™ Sound Acoustic Film SV」は、単なる遮音技術を超えた革新的な製品です。静音性や環境への配慮において今後も業界に大きな影響を与えることでしょう。自動車行业を革新し続ける積水化学に今後も注目したいと思います。


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会社情報

会社名
積水化学工業株式会社
住所
大阪市北区西天満2丁目4番4号
電話番号
03-6748-6460

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