市民が集う「みんなの花壇」づくりプロジェクト始動！

みんなで作る「みんなの花壇」

岩手県立高田松原津波復興祈念公園では、市民の協力によって作られる「コミュニティガーデン」の取り組みが進んでいます。このガーデンは「みんなで考え、つくり、楽しむ」ことをテーマにしており、地域住民が一堂に会し、共に花壇を育てるという素晴らしい機会となっています。

花壇づくりワークショップ

9月16日に行われたワークショップでは、参加者たちがどのような花壇を作りたいかを熱心に話し合いました。専門家の指導のもと、「ジャーマンアイリス」や「アヤメ」といった植物をはじめ、参加者が持ち寄った「アナベル」や「アジュガ」を植えつける準備が進められています。この活動は、地域の緑を増やし、皆が楽しめる空間を生み出すことを目指しています。

楽しいお茶っこタイム

さらに、ワークショップでは参加者同士がリラックスして交流できる「お茶っこ」の時間も設けられています。お茶を飲みながら、近隣の方々と和やかなひとときを楽しむことができるのです。普段はなかなか顔を合わせない人々との交流を通じて、地域の絆も深まります。

コミュニティガーデン実践日

「みんなの花壇づくり実践」は、10月6日（日）に開催されます。小雨決行ですが、悪天候の場合は翌日に順延されることがあります。時間は午前10時から12時まで、公園管理事務所の近くで行われます。事前に申し込みが必要で、定員は先着20名ですが、当日空きがあれば参加も可能です。参加費は無料で、誰でも気軽に参加できるため、多くの人々の参加が期待されています。

震災の記憶と感謝の花壇

この取り組みは、震災後に全国から集まった花の数々を使った「里帰り花壇」の制作を通じています。本プロジェクトでは、震災被災地である地域に対する感謝の気持ちを表すために、公園の整備された環境の中に花壇を設けます。花壇デザインは勾玉や松原、波、クジラといったテーマを基にしており、低コストでメンテナンスも少なく済むデザインが心掛けられています。