新たな学校ICT環境の実現へ
バッファローが製造したWi-Fi 6E対応アクセスポイント「WAPM-AXETR」は、最近、株式会社YE DIGITALが提供する学校ネットワークアクセス管理装置「NetSHAKER W-NAC」と連携しました。この連携により、学校での無線LAN管理が一元化され、運用の煩雑さが解消されることが期待されています。ここでは、その詳細をお届けします。
「WAPM-AXETR」とは
「WAPM-AXETR」はトライバンドWi-Fiアクセスポイントとして、自らが2.4GHz、5GHz、6GHzの各帯域に対応する先進的な機器です。特に6GHz帯では、24の新チャンネルが利用できるため、通信の安定性が大幅に向上します。学校環境では、最大768台のデバイスを同時に接続可能で、多数の生徒や教員がネットワークを使用してもスムーズな通信が確保されています。
さらに、このアクセスポイントは「DFS(Dynamic Frequency Selection)障害回避機能」にも対応。レーダー波を検知した際には、自動的に干渉のないチャンネルに切り替わるため、安定した通信を提供することが可能です。これにより、ネットワーク環境が混雑することなく、円滑な授業運営が実現します。
「NetSHAKER」の影響力
YEデジタルが提供する「NetSHAKER」は、無線アクセスポイントを効率的に管理できるツールです。具体的には、各アクセスポイントの稼働状態をリアルタイムで監視し、問題を早期に発見することが可能です。また、設定情報を一括でインポートまたはエクスポートできる機能により、管理作業が効率化され、ファームウェアの更新も一括で行うことができます。このように、「NetSHAKER」を用いることで、無駄な時間を省き、迅速かつ安全にネットワークを保守できます。
文部科学省の取り組み
文部科学省では「GIGAスクール構想」の進展に伴い、「NEXT GIGA」の実現を目指しています。この施策は、児童生徒一人ひとりに学びの機会を提供するための学校ネットワーク環境の整備に重点を置いています。その流れの中で、バッファローとYEデジタルの連携は非常に重要な役割を果たします。学校ICT環境の改善と効率化は、今後の教育において不可欠な要素となるでしょう。
未来の教育現場へ
今回の両社の連携は、教育現場におけるICTの活用を大きく前進させる一手です。これにより、教員や生徒がIT技術を活用した多様な学びを実現できる環境が整い、未来の教育システムに向けた第一歩が踏み出されました。今後、このような取り組みが益々広がることが期待されています。
参考リンク
このように、バッファローとYEデジタルの連携は、学校におけるICT環境を大きく進化させ、新しい学びのスタイルを支える技術として注目されています。