メガネの未来を切り開く「CHARMANT MADE」
福井県鯖江市で長年にわたりメガネ製造を行ってきた株式会社シャルマンが、新たに「CHARMANT MADE」という特設サイトを立ち上げ、その技術や情熱を発信しています。2月12日から公開されたインタビュー動画では、ものづくりに関わる技術者たちの思いや、それにまつわる様々な研究が紹介されています。
シャルマンの歴史と技術
1956年に創業し、メガネの産地として名高い鯖江市に根ざしたシャルマンは、小さな部品の製造から、その事業を始めました。以降、先端技術に基づく自由な発想を生かし続け、世界的に認められる工業技術力を駆使しています。
その中でも特筆すべきは、東北大学との8年間の共同研究で生まれた「エクセレンスチタン」です。この新素材は、柔軟性、形状記憶性、加工性といった理想的な特徴を備えており、メガネのかけ心地を突き詰めた結果、驚くほど軽く、しなやかで快適な装着感を実現しました。
加えて、大阪大学との共同研究により開発された「レーザ微細接合」技術も注目です。この技術は、従来のメガネフレームの接合方法では成し得なかった精細な接合を可能にし、美しいデザインを実現しています。
「CHARMANT MADE」ムービーの内容
今回公開された「CHARMANT MADE」関連の動画では、実際に技術者たちが関わる工程や想いを映し出しています。たとえば、約1000種類以上の試作とテストを繰り返しながら、商品の開発に注力する姿勢や、新たな接合技術を開発し成功を収めた喜びなど、精密な技術作業に対する熱い情熱を感じることができます。
このシリーズは、映像作家藤代雄一朗氏による細やかな演出が施されており、鯖江市に拠点を置くクリエイティブカンパニー「TSUGI」とのコラボレーションにより、研究と生産を象徴する二つの輪のロゴが印象的です。
ものづくりへのこだわり
シャルマンは、約400名の技術者が一貫生産の体制を整え、ほぼ全ての製造工程を自社で行っています。この分業が一般的な鯖江市のメガネ製造業界において、あえて一貫生産を進めることで、独自の品質を追求できる点が特筆すべき点です。
新しい技術や素材の研究はもちろん、製品のデザインや快適性にもこだわりが反映されています。特に、20年以上にわたる頭部形状の研究を基にした最適なサイズ設計は、フィット感を向上させるために欠かせません。独自の表面処理技術「ネオⅡ」による美しいカラーリングも、職人技と最新技術の融合を感じさせます。
シャルマンの未来
「CHARMANT MADE」では、メガネを必要とするすべての方に理想の製品を提供したいという思いが込められています。メガネの未来を切り開く探求は、まだまだ続きます。福井県鯖江の伝統と技術が融合し、新たなステージへと向かうシャルマンの姿を、ぜひ特設サイトでご覧ください。
特設サイト:
CHARMANT MADE
このように、シャルマンの代表的なブランドである「ラインアート シャルマン」は、これまで440万本以上の販売を達成しています。メガネの発展を支える人々の熱い思いを、これからも私たちは見続けていくでしょう。